うつせ-がい 意味
読み方:
意味携帯版
- ―ガヒ [3]
【虚貝】
(1)からになった貝。貝殻。和歌で「実なし」「むなし」「合わず」「われる」などや,「うつし心」などの「うつ」を導く序詞に用いられる。「住吉(スミノエ)の浜に寄るといふ―実なき言もちあれ恋ひめやも/万葉 2797」
(2)ツメタガイ・ウズラガイの異名。
- うつせがい 【虚貝】 (1)からになった貝。貝殻。和歌で「実なし」「むなし」「合わず」「われる」などや,「うつし心」などの「うつ」を導く序詞に用いられる。 「住吉(スミノエ)の浜に寄るといふ―実なき言もちあれ恋ひめやも/万葉 2797」 (2)ツメタガイ・ウズラガイの異名。
- うつせ 【虚】 「うつせがい」の略。 「いづれの底の―にまじりけむ/源氏(蜻蛉)」
- うつせみ 【空蝉】 〔「うつしおみ(現人)」の転。「うつそみ」とも。「空蝉」は当て字〕 (1)(ア)この世の人。生きている人間。 「―と思ひし妹が玉かぎるほのかにだにも見えなく思へば/万葉 210」(イ)人間の生きているこの世。現世。世間。「―はもの思(モ)ひ繁し/万葉 4189」 (2)〔「空蝉」「虚蝉」と表記したところから〕 (ア)蝉のぬけ殻。﹝季﹞夏。《―を妹が手にせり欲しと思ふ/山口誓
- うつせみの 【空蝉の】 (1)現世あるいは,現世の人の意で,「世」「命」「かれる身」「人」にかかる。 「―世は常なしと知るものを/万葉 465」 (2)「むなし」などにかかる。 「忘らるる身を―唐衣かへすはつらき心なりけり/後撰(恋四)」
- うつせみ-の 【空蝉の】 (枕詞) (1) 現世あるいは,現世の人の意で,「世」「命」「かれる身」「人」にかかる。「―世は常なしと知るものを/万葉 465」 (2) 「むなし」などにかかる。「忘らるる身を―唐衣かへすはつらき心なりけり/後撰(恋四)」
- うつぼがい 【靫貝・空穂貝】 ツメタガイの異名。
- うつぼ-がい ―ガヒ [3] 【靫貝・空穂貝】 ツメタガイの異名。
- がいぶんぴつせん 【外分泌腺】 外分泌を行う腺。各消化腺・汗腺・乳腺やクモの出糸腺,カイコの絹糸腺などがある。がいぶんぴせん。 ⇔内分泌腺
- はっぽうつがい 【八方番】 「自在継ぎ手」に同じ。
- きりつせいちょうせつしょうがい 【起立性調節障害】 自立神経失調症の一。たちくらみ・めまいや,脳貧血,動悸,午前中の体調不良などの症状。小・中学生に多い。OD 。
- うつ 【全】 名詞の上に付いて,複合語をつくり,全部,すっかりの意を表す。 「―はぎ」 ; 【空・虚】 名詞の上に付いて,複合語をつくり,空虚なこと,からっぽである意を表す。 「―木」「―蝉」 ; 【鬱】 ※一※ (名) 心にわだかまりがあって,気持ちの晴れ晴れしないこと。ゆううつ。 「―を散じる」 ※二※ (ト|タル) 草木の茂っているさま。 「数百年斧を入れたこと
- うつ-うつ [0] (副)スル ごく浅い眠りにあるさま。うとうと。「国野の肱を枕にして―睡るを見て/雪中梅(鉄腸)」
- たつせ 【立つ瀬】 自分の立場・面目。多く「立つ瀬がない」の形で用いる。 ――がな・い 面目を失う。立場を失い,苦境におちいる。 「それでは間に入った私の―・い」
- はつせ 【初瀬・泊瀬】 奈良県桜井市初瀬(ハセ)の古名。((歌枕))「三諸(ミモロ)つく三輪山見ればこもりくの―の檜原(ヒバラ)思ほゆるかも/万葉 1095」