えどきょうげん 意味
読み方:
意味携帯版
- 【江戸狂言】
江戸風の歌舞伎。豪放・夢幻的な内容をもつ。荒事や,黙阿弥の生世話物(キゼワモノ)に代表される。江戸歌舞伎。
⇔上方狂言
- えど-きょうげん ―キヤウゲン [3] 【江戸狂言】 江戸風の歌舞伎。豪放・夢幻的な内容をもつ。荒事や,黙阿弥の生世話物(キゼワモノ)に代表される。江戸歌舞伎。 上方狂言
- きょうげん 【狂言】 (1)日本の伝統芸能の一。猿楽の滑稽・卑俗な部分を劇化した芸能。室町時代に成立。猿楽能と併せ行われるが,舞踊的・象徴的な能と異なり,物まねの要素や写実的な科白(セリフ)劇の性格をもつ。主役をシテまたはオモ,相手役をアドという。独立して演じられる本狂言と能の曲中に行われる間(アイ)狂言とに大別される。江戸時代には大蔵流・鷺(サギ)流・和泉(イズミ)流の三流があったが,明治時代に鷺流は
- あい-きょうげん アヒキヤウゲン [3] 【間狂言】 能一曲の演奏で,狂言方の受け持つ部分。シテの中入りの間に登場して曲の主題を説明する語り間(アイ)が最も一般的。他にシテ・ワキ・ツレなどと応対する会釈間(アシライアイ),一曲の初めに登場して語る口開間(クチアケアイ)などがある。間の狂言。能間(ノウアイ)。
- あき-きょうげん ―キヤウゲン 【秋狂言】 江戸時代の歌舞伎興行で,陰暦九月の菊の節句から一〇月中旬まで行われた狂言。また,その演目。一年の最終興行にあたるため,お名残狂言ともいう。
- いえ-きょうげん イヘキヤウゲン 【家狂言】 寿狂言
- きょうげんき 【狂言記】 狂言の台本集。江戸時代に版本として刊行。狂言記・続狂言記・狂言記外篇・狂言記拾遺の四種があり,各五十番,計二百番を絵入りで収める。いずれの流儀によるものか不明。
- きょうげんざ 【狂言座】 (1)能舞台で,橋懸かりが後座(アトザ)に接する部分の奥まった場所。間狂言を演じる役者が控える位置。間座(アイザ)。 →能舞台 (2)歌舞伎を演じる劇場。操り芝居のための操り座に対していう。
- きょうげんし 【狂言師】 (1)能狂言を演ずる役者。 →狂言方 (2)「御(オ)狂言師」に同じ。 (3)嘘をついて人をだます常習犯。からくりや。
- きょうげん-かた キヤウ― [0] 【狂言方】 (1) 能楽師のうち,狂言を演じる人。本狂言・間狂言・三番叟(サンバソウ)などをつとめる。 (2) 歌舞伎で,下級の狂言作者。幕の開閉,プロンプター,科白(セリフ)の書き抜きなどを担当。
- きょうげん-きご キヤウ― [5] 【狂言綺語】 (「きょうげんきぎょ」とも) 道理に合わない言と,巧みに飾った語。無いことを装飾して言い表したつくりごと。小説・物語・戯曲などを卑しめていう語。「―の誤ちは,仏を讃むる種として/梁塵秘抄」
- きょうげん-ざ キヤウ― [0] 【狂言座】 (1) 能舞台で,橋懸かりが後座(アトザ)に接する部分の奥まった場所。間狂言を演じる役者が控える位置。間座(アイザ)。 能舞台 (2) 歌舞伎を演じる劇場。操り芝居のための操り座に対していう。
- きょうげん-し キヤウ― [3] 【狂言師】 (1) 能狂言を演ずる役者。 狂言方 (2) 「御(オ)狂言師」に同じ。 (3) 嘘をついて人をだます常習犯。からくりや。
- きょうげん-ぼん キヤウ― [0] 【狂言本】 絵入
- きょうげん-まく キヤウ― [3] 【狂言幕】 定式幕
- きょうげん-めん キヤウ― [3] 【狂言面】 狂言で用いる仮面。神・鬼・動物などの扮装に用いる。大黒・恵比寿(エビス)・武悪(ブアク)・祖父(オオジ)・乙(オト)・賢徳・うそふき・狐(キツネ)などがある。