おもと 意味
- 【御許】
※一※ (名)
(1)貴人の座所を敬っていう語。おそば。
「入鹿―にまろびつきて/日本書紀(皇極訓)」
(2)おそば近く仕える者。女房。
「この―,馴れて目やすし/源氏(宿木)」
(3)高貴な家の主だった女房。
「すこし―ほどのきはにてぞありける/大鏡(兼家)」
(4)(「…のおもと」の形で)女房の名の下につける敬称。
「民部の―なめり/源氏(空蝉)」
※二※ (代)
二人称。多く女性に対して,敬愛の気持ちをこめて用いる。あなた。
「―は今宵は上にやさぶらひ給ひつる/源氏(空蝉)」
- 【万年青】
ユリ科の常緑多年草。葉は太い根茎から出て,広披針形で質が厚く,光沢がある。夏,葉間から短い花茎を出し,緑黄色の花を穂状につけ,球形の赤または黄色の実を結ぶ。園芸品種が多い。漢方で根茎を強心剤・利尿薬とする。
〔「万年青の実」は ﹝季﹞秋〕
- あねおもと 【姉御許】 姉を敬っていう語。 「かの―の別るるをなむ顧みせられて悲しかりける/源氏(玉鬘)」
- あね-おもと 【姉御許】 姉を敬っていう語。「かの―の別るるをなむ顧みせられて悲しかりける/源氏(玉鬘)」
- おおもと 【大本】 物事の根本にあたる最も大切な事柄。根源。根本。 「―を正す」
- おもとじ 【母刀自】 母の敬称。ははとじ。 「雪よりけなる―の乳房のむくい/好忠集」
- おもとびと 【御許人】 貴人のそば近くに仕える人。 「御ゆかたびらして,―たちゐてまゐる/宇津保(蔵開中)」
- おもと-びと 【御許人】 貴人のそば近くに仕える人。「御ゆかたびらして,―たちゐてまゐる/宇津保(蔵開中)」
- つばめ-おもと [4] 【燕万年青】 ユリ科の多年草。深山の山林中に生える。葉は狭楕円形で根生。初夏,高さ20~30センチメートルの花茎を立てて上半に白色の六弁花を十数個つける。秋,暗青色・球形の液果を結ぶ。
- はまおもと 【浜万年青】 ハマユウの別名。﹝季﹞夏。
- はま-おもと [3] 【浜万年青】 ハマユウの別名。 [季] 夏。
- わおもと 【我御許・吾御許】 二人称。女性に対して親しみまたは軽い敬意を込めて用いる。 「―はうるさき(=リッパナ)兵の妻とこそ思ひつるに/今昔 28」
- わ-おもと 【我御許・吾御許】 (代) 二人称。女性に対して親しみまたは軽い敬意を込めて用いる。「―はうるさき(=リッパナ)兵の妻とこそ思ひつるに/今昔 28」
- おおもと-きょう オホモトケウ 【大本教】 神道系新宗教の一。1892年(明治25)教祖出口ナオが神がかりして京都府綾部で開教。女婿出口王仁三郎(オニサブロウ)が教理を体系化。世の立てかえ・立て直しを唱え,理想世界「みろくの世」の実現を説く。弾圧を受けて,1935年(昭和10)解散。46年愛善苑の名で再建,52年旧称に復す。
- つばめおもと 【燕万年青】 ユリ科の多年草。深山の山林中に生える。葉は狭楕円形で根生。初夏,高さ20~30センチメートルの花茎を立てて上半に白色の六弁花を十数個つける。秋,暗青色・球形の液果を結ぶ。
- むらさき-おもと [5] 【紫万年青】 ツユクサ科の多年草。メキシコ・西インド諸島原産。観葉植物として温室で栽培。茎は短く,先に長披針形の葉を密生。葉はオモトに似,下面は紫色。花は白色で,夏,葉腋(ヨウエキ)に出る紫色の苞(ホウ)片の間に多数つく。紫錦蘭(シキンラン)。レオ。
- おおもときょう 【大本教】 神道系新宗教の一。1892年(明治25)教祖出口ナオが神がかりして京都府綾部で開教。女婿出口王仁三郎(オニサブロウ)が教理を体系化。世の立てかえ・立て直しを唱え,理想世界「みろくの世」の実現を説く。弾圧を受けて,1935年(昭和10)解散。46年愛善苑の名で再建,52年旧称に復す。
例文
- 永井直幹(なおもと)<従五位下。
- 松平直基(なおもと)従四位下。
- 松平直基(なおもと)従四位。
- おもとと長次の名前を一字ずつ取って店名にした。
- おもとと長次の名前を一字ずつ取って店名にした。
- この川は、川島から御許町(おもとまち)に抜ける。
- 永井 直幹(ながい なおもと)は、江戸時代の大名。
- トラブルメーカーでさまざまな騒ぎを引き起こすおおもと。
- 於茂登岳(おもとだけ)は、沖縄県石垣市にある山である。
- 侍者社(おもとしゃ。