かごうぶつ 意味
- 【化合物】
化合によってできた物質。各成分元素の性質とは別の性質を示す。
⇔単体
- さく-かごうぶつ ―クワガフブツ [4] 【錯化合物】 錯体を含む化合物。配位化合物。
- むき-かごうぶつ ―クワガフブツ [4] 【無機化合物】 炭素以外の元素の化合物,および一酸化炭素・二酸化炭素・炭酸塩などの簡単な炭素化合物の総称。 有機化合物
- アゾ-かごうぶつ ―クワガフブツ [4] 【―化合物】 アゾ(azo)基‐N=N‐をもつ化合物の総称。染料・医薬などに利用される。
- メタ-かごうぶつ ―クワガフ― [4] 【―化合物】 (meta-compound) (化) ベンゼン環で,間を一つおいた位置(メタ位)に置換基をもつ化合物。記号 m - で表す。
- かんしき-かごうぶつ クワンシキクワガフブツ [6] 【環式化合物】 原子が環状に結合した構造を分子内にもつ化合物の総称。有機化合物に多くみられる。シクロヘキサンやベンゼンなど。環状化合物。環式体。
- さくかごうぶつ 【錯化合物】 錯体を含む化合物。配位化合物。
- さしきかごうぶつ 【鎖式化合物】 環状構造をもたない有機化合物。一本の鎖の形の構造のほか,枝分かれ構造のものもあり,最も長い連鎖を主鎖,枝分かれの連鎖を側鎖という。脂肪族化合物とほぼ同義。
- さしき-かごうぶつ ―クワガフブツ [5] 【鎖式化合物】 環状構造をもたない有機化合物。一本の鎖の形の構造のほか,枝分かれ構造のものもあり,最も長い連鎖を主鎖,枝分かれの連鎖を側鎖という。脂肪族化合物とほぼ同義。
- しぼう-ぞく-かごうぶつ ―バウ―クワガフブツ [7] 【脂肪族化合物】 有機化合物のうち,炭素原子が鎖状につながった化合物の総称。このような構造の化合物が脂肪の中に存在することから命名された。炭化水素のほか,これから誘導されるアルコール・アルデヒド・ケトン・アミン・カルボン酸などが多数存在する。鎖式化合物。
- はいいかごうぶつ 【配位化合物】 狭義には,錯化合物(サクカゴウブツ)と同義。広義には,配位結合を含む化合物のこと。
- はいい-かごうぶつ ―ヰクワガフ― [5] 【配位化合物】 狭義には,錯化合物(サクカゴウブツ)と同義。広義には,配位結合を含む化合物のこと。
- ふほうわ-かごうぶつ ―ハウワクワガフ― [6] 【不飽和化合物】 その分子構造中に炭素原子間の不飽和結合をもつ有機化合物。
- ぶんしかごうぶつ 【分子化合物】 単独でも安定な二種以上の分子が直接結合してできる化合物で,比較的容易にもとの成分に分解できるもの。
- ぶんし-かごうぶつ ―クワガフ― [5] 【分子化合物】 単独でも安定な二種以上の分子が直接結合してできる化合物で,比較的容易にもとの成分に分解できるもの。
- ほうせつ-かごうぶつ ハウセツクワガフブツ [6] 【包接化合物】 一つの化合物の結晶の三次元網目構造の中にできるすき間に,他の化合物が入りこんでできる一種の付加化合物。ヒドロキノンとメタノールなど種々のものが知られている。クラスレート化合物。
例文
- 水素化合物(すいそかごうぶつ)とは、水素と化合した物質のことである。
- 包摂化合物(ほうせつかごうぶつ:包接、抱摂などの表記もある)ともいう。
- 有機硫黄化合物(ゆうきいおうかごうぶつ)は硫黄原子を含む有機化合物の総称である。
- 炭素化合物(たんそかごうぶつ)は、炭素を元に水素や窒素等を中心にできている化合物。
- 有機リン化合物(ゆうきリンかごうぶつ)は炭素−リン結合を含む有機化合物の総称である。
- 化合物一覧(かごうぶついちらん)では、日本語版ウィキペディアに記事の存在する化合物の一覧。
- 有機セレン化合物(ゆうき—かごうぶつ)は炭素とセレン (Se) の化学結合を含む化合物である。
- 合成化合物(ごうせいかごうぶつ)とは、化合物の中でも特にある目的を持って人為的に生成されたもの。
- 無機化合物(むきかごうぶつ Inorganic compound)は、炭素を含まない化合物のことである。
- 化合物(かごうぶつ、chemical compound)とは、2種類以上の元素からできている物質のこと。