かじとり 意味
- 【舵取り・楫取り】
(1)舵を操って船を一定の方向に進ませること。また,その人。操舵手。
(2)物事がうまく進行するように,指揮・誘導すること。また,その人。
「財界の―役」
(3)古代・中世に,荘園の年貢や公事物を運搬する船の責任者。近世においては航海の責任者としての役職名で,船頭につぐ重要な役職。
- かじとりにくい 取り扱いにくい; 加減しにくい
- じとり 【地取】 能や狂言で,演者が次第を謡ったあとに,地謡が,低い声で同じ部分を謡い返すこと。また,その謡。 ; 【地鳥・地鶏】 〔「じどり」とも〕 (1)日本各地で古くから飼われているニワトリ。飼育されていた地名をとって,岐阜地鶏(郡上地鶏),土佐地鶏(土佐小地鶏),伊勢地鶏などと呼ばれる。天然記念物。 (2)その土地でとれた鳥。《地鳥》「―の鴨・いりこ・串貝/浮世草子・胸算用 3」
- かじとおし 【梶通し】 カジキの異名。
- かじ-とり カヂ― [2] [3] 【舵取り・楫取り】 (名)スル (1) 舵を操って船を一定の方向に進ませること。また,その人。操舵手。 (2) 物事がうまく進行するように,指揮・誘導すること。また,その人。「財界の―役」 (3) 古代・中世に,荘園の年貢や公事物を運搬する船の責任者。近世においては航海の責任者としての役職名で,船頭につぐ重要な役職。
- とり-かじ ―カヂ [0] [2] 【取り舵】 (1) 船首を左へ向けること。また,その時の舵の取り方。 面舵 「―いっぱい」 (2) 船尾から船首に向かって左側の船縁(フナベリ)。左舷(サゲン)。
- とりかじ 【取り舵】 (1)船首を左へ向けること。また,その時の舵の取り方。 ⇔面舵(オモカジ) 「―いっぱい」 (2)船尾から船首に向かって左側の船縁(フナベリ)。左舷(サゲン)。
- とりかじ! 左舷に取れ
- じとじと ※一※ ① (副) 湿気を多く含んで不快なさま。じめじめ。 「梅雨(ツユ)どきは―(と)していやだ」 ※二※ ◎ (形動) {※一※}に同じ。 「―に汗ばんだシャツ」
- かじ 【梶】 姓氏の一。 ; 【鹿地】 姓氏の一。 ; 【梶・構・楮・穀】 (1)カジノキの古名。 (2)襲(カサネ)の色目の名。表裏ともに萌葱(モエギ)色。秋に着用。 ; 【舵・柁・楫・梶】 (1)船の進む方向を定めるために船尾に取り付けられている装置。 (2)飛行機・潜水艦などで,上下左右への動きを定めるための装置。 (3)「梶棒(カジボウ)」に同じ。 (4)櫂(カイ
- じとう 【自答】 自分で答えること。また,その答え。 「自問―」 ; 【地頭】 (1)平安末期,開発領主のこと。また,それが有力者に土地を寄進し,自らは荘園管理にあたった者。 (2)鎌倉幕府の職名。荘園における下地(シタジ)管理権・徴税権・警察権・裁判権を有し,領域内住民を支配した。1185年,源頼朝が制度化。承久の乱以後増加し,荘園領主を圧迫して領有を進めていった。 →本補(ホンポ)
- じとき 【字解き】 ある文字が他の字と間違えないように説明をつけること。「川」を「三本ガワ」,「嶋」を「山鳥のシマ」など。
- じとく 【自得】 (1)自分の力で会得すること。 「操作のこつを―する」 (2)自ら満足すること。 「吾れ無為の境に優遊して,是非の外に―す/太平記 1」 (3)自分の身に報いを受けること。 「自業―」 ; 【自瀆】 自慰。マスターベーション。
- ふじと 【藤戸】 能の一。四番目物。備前藤戸で先陣の功を立てた佐々木盛綱は,渡河によい浅瀬を教えてくれた土地の漁夫を口を封ずるために殺した。漁夫の母と漁夫の霊は盛綱の冷酷を責めるので供養をすると,ようやく霊は成仏した。
- あげじとみ 【上げ蔀】 つり上げて開くようにした蔀。
- あげ-じとみ 【上げ蔀】 つり上げて開くようにした蔀。