かたく 意味
- 【火宅】
〔仏〕
〔法華経(譬喩品)〕
三界に平安のないことを火事にあった家にたとえた語。苦に満ちた世界としてのこの世。現世。娑婆(シヤバ)。
- 【仮託】
他の物にかこつけること。ことよせること。
「主人公に―して自らの思想を述べる」
- 2かたくな かたいじ
- かたくする 硬化させる; 固める
- かたくずれ 【型崩れ・形崩れ】 素材の不良や縫製の不具合などのために,洋服・靴などのもとの形が変化して,見苦しくなること。
- かたくそう 【火宅僧】 妻のある僧侶。妻帯僧。
- かたくち 【片口】 (1)鉢で,取っ手がなく一方に注ぎ口の突き出ているもの。 ⇔両口(リヨウグチ) (2)一方の人だけの言い分。 「―の御裁断/浄瑠璃・反魂香」 (3)かたわら。片一方。 「酒飲む―に案じつつ/義経記 4」 (4)馬の口取り縄の左右の一方だけを引くこと。 ⇔諸口(モロクチ) 「或は―に引かせ/平家(一六・長門本)」
- かたくな 【頑】 (1)意地を張って自分の考えや態度を変えようとしないさま。頑固。一途。 「―な態度」「―に口をつぐむ」 (2)ぎこちなく見苦しいさま。不体裁なさま。 「翁,門をえあけやらねば,(女ガ)寄りて引き助くる,いと―なり/源氏(末摘花)」 ﹛派生﹜——さ(名)
- かたくなさ 剛情っ張り; 頑強さ; 依怙地さ; 意地張; 片意地; 業突張り; 情強; 頑なさ; 頑さ; 強情っ張り; 頑固一徹; 一刻さ; 強情っぱり; 頑固さ; 意地っ張り; 剛情; 片情張り; 意固地さ; 利かぬ気; 強突張り; 我執; 一国さ; 意地張り; 強情張; 強情さ; きかぬ気; 執拗さ; 強情張り; 片意地さ; 片情張; 強情; 一徹; 剛愎; 剛愎さ
- かたくなし 【頑し】 (1)偏屈だ。片意地だ。頑固だ。 「いとど愚に―・しき入道の心ばへも/源氏(明石)」 (2)融通がきかない。愚かしい。 「おり立ちて尋ね歩かむも,―・しなどや,人言ひなさむ/源氏(手習)」 (3)風流でない。不体裁だ。 「装束どものうち合はず,―・しき姿などをも/源氏(乙女)」
- かたくなに 執拗に
- かたくなる 緊張しすぎて,心身の動きがぎこちなくなる。 「初めてのスピーチに―・った」
- かたくな・し 【頑し】 (形シク) (1) 偏屈だ。片意地だ。頑固だ。「いとど愚に―・しき入道の心ばへも/源氏(明石)」 (2) 融通がきかない。愚かしい。「おり立ちて尋ね歩かむも,―・しなどや,人言ひなさむ/源氏(手習)」 (3) 風流でない。不体裁だ。「装束どものうち合はず,―・しき姿などをも/源氏(乙女)」
- かたくな・る 緊張しすぎて,心身の動きがぎこちなくなる。「初めてのスピーチに―・った」
- かたくま 【肩くま】 〔「肩駒(カタコマ)」の転か〕 肩車。 「―にのせたる娘も/浮世草子・一代男 8」
- かたくら 【片倉】 姓氏の一。
- かたくり 【片栗】 (1)ユリ科の多年草。林下に生じ,早春,二葉を開く。葉は楕円形で厚く,紫斑がある。葉にやや後れて長い花茎の先に紫紅色のユリに似た花を一個下向きにつける。根茎は白色・多肉の棒状でデンプンを蓄え,片栗粉にする。古名,カタカゴ・カタカシ。カタコ。 〔「片栗の花」は﹝季﹞春。《―の一つの花の花盛り/高野素十》〕 (2)「片栗粉」の略。
例文
- 我々は勝利をかたく確信している。
- 昨日の競馬のメインレースは、とってもかたくおさまったよ。
- かたく凍っている。
- 子供の時、熱があるときだけはアイスクリームとかゼリーとかたくさん食べても怒られなかったなあ。
- かたくなに 離婚には 応じなかった。
- そんなに かたくならずに... はい
- そんなに かたくならずに... はい
- 石火矢衆は柵をかたくて外へ逃がすな!
- そういう かたくなな態度が ダメなんだよ
- そういう かたくなな態度が ダメなんだよ