かみしめる 意味
- 【噛み締める】
(1)力を入れて噛む。くいしばる。
「唇を―・めて耐える」
(2)ものの味わいや意味を十分に感じ取る。よく味わう。
「師の教えを―・める」「幸せを―・める」
- ふみしめる 【踏(み)締める】 (1)力を入れてしっかりと踏む。 「大地を―・めて立つ」 (2)踏んで固める。 「田のあぜを―・める」
- 踏みしめる 踏む
- しめる 【占める】 (1)ある場所・地位などを,自分のものとして,他者が入りこまないようにする。占有する。(ア)自分の住んだり使ったりする場所とする。 「商店街の一角を―・める銀行」「窓側に座席を―・める」「事務所は一階から五階までを―・めている」(イ)ある地位を自分のものとする。「権力の座を―・める」「卒業までずっと首席を―・めていた」 (2)全体のある部分を専有する。 「過半数を―・める」
- 閉める しめる 閉じる とじる
- かみしお 【紙塩】 刺身のさくの上下に和紙を密着させ,水でわずかに濡らしその上から食塩を振ること。また,そうしたもの。刺身の身を締め,軽く塩味をつける。
- かみしだく 【噛みしだく】 かみくだく。かみつぶす。 「砂糖きびを―・く」 →しだく
- かみしばい 【紙芝居】 (1)物語などの場面を何枚かの絵にして箱形の枠に入れ,順に見せながら説明する絵話の一種。1931年(昭和6)頃に始まり,集まった児童に飴(アメ)などを売った。のち教育用にも使われた。 (2)明治中期に始まった寄席(ヨセ)演芸で,扁平な紙人形を使った芝居。縁日や祭礼などでも行われた。
- かみしも 【上下】 □一□ ① (1)上(カミ)と下(シモ)。特に,舞台・川・身分など上と下のあるものの両方。 「ありとある―,わらはまでゑひしれて/土左」 (2)いろいろの事。諸事。 「―の事ども取沙汰すべき由承りて仕うまつり/今鏡(御子たち)」 □二□ ◎ (1)上衣と袴が共布でひとそろいの衣服。直垂(ヒタタレ)・素襖(スオウ)など。 「浅黄の―着たる翁の/宇治拾遺 12」 (2)
- 卑しめる・賤しめる いやしめる ④ いやしいものとしてさげすむ。見下す。 「それでは自らを―・めることになる」
- あら∘しめる 【在らしめる】 (連語) あるようにさせる。「私を今日―∘しめた恩師」 しめる
- あらしめる 【在らしめる】 あるようにさせる。 「私を今日―しめた恩師」 →しめる(助動)
- いましめる 【戒める・誡める・警める】 (1)禁を犯したり,失敗したりすることのないように,前もって注意を与える。 「殺生を―・める」「浪費を―・める」 (2)同じ過失を繰り返さないように,過失を犯したことをしかる。とがめる。《戒》「無断欠勤を―・める」 (3)警戒する。 「御心安き兵を以て非常を―・めらるべし/太平記 12」 (4)(「縛める」と書く)ひもなどでしばる。 「あらゆる制約に―
- いやしめる 【卑しめる・賤しめる】 いやしいものとしてさげすむ。見下す。 「それでは自らを―・めることになる」
- いわ∘しめる イハ― 【言わしめる】 (連語) 言わせる。「私をして―∘しめれば」 しめる
- いわしめる 【言わしめる】 言わせる。 「私をして―しめれば」 →しめる(助動)
例文
- 成功の喜びをかみしめる。
- この食感と、かみしめると口に広がる素朴な味わいに郷愁を感じる根室出身者も多い。
- 反対派から命を狙われつつも孤軍奮闘していたが、ティオとの短い交流を経て味方の大切さをかみしめる。
- その度志村がなだめて桜田をおだて、桜田が愛される幸せをかみしめる…というパターンを何度か繰り返す。
- メイフラワーが咲き誇る5月に、シャルは自分の幸せをかみしめると同時に、父が亡くなってからのこれまでの苦労を思い出しながら、助けてくれた人たちへの感謝の気持ちで胸が一杯になるのだった。