かりたてる 意味
- 【駆(り)立てる】
(1)(「狩り立てる」とも書く)動物などをつかまえるために,ひそんでいる所から追い立てる。
「猟犬が獲物を―・てる」
(2)人をうながして,そうしなければならないような気持ちや状態にさせる。
「国民を戦争に―・てる」「不安の念に―・てられる」
- 行動にかりたてる 動機となる; やる気を起こさせる; やる気にさせる
- せりたてる 【迫り立てる】 せかす。催促する。せきたてる。 「行くべし,と―・てられて/当世書生気質(逍遥)」
- とりたてる 【取(り)立てる】 (1)むりに取り上げる。強制的に取る。 「借金を―・てる」 (2)特別のものとして数え上げる。特に取り上げる。 「―・てて問題とすべき点はない」 →取り立てて (3)特に目をかけて重要な位置につかせる。引き立てる。 「課長に―・てられる」 (4)建てる。築く。 「横浜高嶋嘉右衛門の―・てし学校にても/新聞雑誌 31」「金堂はそののちたふれふしたるままにて,
- ぬりたてる 【塗(り)立てる】 (1)白粉(オシロイ)や塗料などを,むやみやたらに塗る。 「原色で―・てた看板」 (2)きれいに塗って飾る。 「美しく―・てた店」
- ふりたてる 【振(り)立てる】 (1)盛んに振る。 「白髪頭を―・ててやって来る」 (2)声を張り上げる。 「綱曳(ツナヒキ)は血声を―・て/義血侠血(鏡花)」
- ほりたてる 【掘(り)立てる】 (1)盛んに掘る。 「あちこちを―・てる」 (2)土を掘って柱などをたてる。また,植物などを,掘り移す。 「―・てたる柱を,えいやえいやと引くに/太平記 14」
- もりたてる 【守(り)立てる】 (1)援助して,力を発揮させる。 「若い社長を―・てる」 (2)再興する。 「会社をもう一度―・てる」 (3)まもり育てる。 「よなきすとただ―・てよ末の代にきよくさかふることもこそあれ/平家 6」
- 狩りたてる 導く; 押立てる; 無理強する; 御する; 追う; 駆る; 押したてる; 狩立てる; 駈る; 追い込む; 狩出す; 狩り立てる; 逐う; 無理強いする; 押す
- 盛りたてる 盛り立てる; 奮起す; 奮い起す; 盛立てる; 奮い起こす; 振り絞る
- 迫りたてる 追い捲る; 急がせる; せり立てる; 急かせる; せき立てる; 迫立てる; 追いまくる; 速める; 急きたてる; 急かす; 急立てる; 迫り立てる; 追捲る; 急く; せかす; 急き立てる
- 駆りたてる そそのかす; 奔走させる
- あおりたてる 【煽り立てる】 (1)風が激しくあおる。 「強風に―・てられてテントが倒れる」 (2)激しく扇動する。 「射幸心を―・てる」
- かざりたてる 【飾り立てる】 派手に飾る。過剰に飾る。 「―・てた式場」
- がなりたてる 【がなり立てる】 さかんに大声で怒鳴る。 「マイクで―・てる」
例文
- 背中ボールリレーなどが廃止され、棒状旗奪いなどの闘争心をかりたてる競技が追加された。