かれる 意味

• 【枯れる】
  〔「涸(カ)れる」と同源〕
  （１）草木が水分を失って，生気がなくなる。
  「植木が―・れる」「花が―・れる」
  （２）（比喩的に用いて）本来の勢いがなくなる。朽ちる。
  「やせても―・れても武士だ」
  （３）人柄や技芸が深みのある渋さをもつようになる。円熟する。
  「―・れた芸」
  （４）人・虫・魚などが死んでひからびる。
  「虫などの―・れたるに似てをかし/枕草子 40」
  （５）傷口がかわく。かせる。
  「督の殿々御瘡―・れさせ給つれど/栄花（嶺の月）」
  
  
• 【涸れる】
  （１）水がなくなる。水分がなくなってかわく。
  「温泉が―・れる」「水の―・れた川」「涙も―・れる」
  （２）能力や感情の源が尽きる。
  「詩想が―・れる」「情熱が―・れる」
  
  

• いかれる    〔「行く」に可能の助動詞「れる」の付いた「行かれる」から〕 （１）まともでなくなる。また，不良じみる。 「―・れた奴(ヤツ)」 （２）人や物に心を奪われ，夢中になる。 「あの店の女の子に―・れている」 （３）使いものにならなくなる。 「車が―・れる」 （４）相手の思うとおりにされる。してやられる。 「まんまと―・れた」
• うかれる    【浮(か)れる】 〔動詞「浮く」の未然形に自発の助動詞「る」が付いたものから〕 （１）楽しくてじっとしていられない気持ちになる。うきうきする。 「合格の報に―・れる」 （２）自然に浮いている。 「くにつちの―・れただよへる/日本書紀（神代上訓）」 （３）居所を離れてさまよう。 「年来仕へける所をも其の事となく―・れて/今昔 16」
• おかれる    座る
• くじかれる    換えられる; 折られる; 割られる
• すかれる    ぼろぼろになる; 破れる; 引き裂かれる
• たたかれる    打ち砕かれる
• つかれる    【疲れる】 （１）長く体や心を使ったために，体力や気力が衰える。くたびれる。 「足が―・れる」「神経が―・れる」「仕事で―・れる」「生活に―・れた」 （２）物を長く使ったために能力が低下する。 「―・れた背広」「油が―・れる」「土壌が―・れている」 （３）飢える。 「国土の人，穀に―・れし時ありき/宇津保（俊蔭）」 ; 【憑かれる】 魔性のものに乗りうつられる。何かそれに操
• ひかれる    【引かれる】 （１）（「惹かれる」とも書く）（心が）引きつけられる。魅せられる。 「彼のやさしさに―れた」 （２）相場で損をする。
• ふかれる    塗られる
• まぬかれる    【免れる】 〔後世「まぬがれる」とも〕 嫌なことや危ないことをしないですむ。のがれる。 「死を―・れる」「そしりを―・れない」「生ける者死ぬと言ふことに―・れぬ物にしあれば/万葉 460」
• わかれる    【分かれる】 （１）一つであったものが別々の，区別できるまとまりとなる。 「この論文は五章に―・れている」「三台に―・れて乗る」「天地の―・れし時ゆ/万葉 1520」 （２）道などがある点から方向を異にする。分岐する。 「道が―・れる」「枝が―・れる」 （３）一つにまとめることができない状態になる。差異が生ずる。 「評価が―・れる」「意見が―・れる」「いづことも露のあはれは―・れじ
• 免かれる    のがれる
• 分かれる    わかれる ③ （１）一つであったものが別々の，区別できるまとまりとなる。 「この論文は五章に―・れている」「三台に―・れて乗る」「天地の―・れし時ゆ/万葉 1520」 （２）道などがある点から方向を異にする。分岐する。 「道が―・れる」「枝が―・れる」 （３）一つにまとめることができない状態になる。差異が生ずる。 「評価が―・れる」「意見が―・れる」「いづことも露のあはれは―・れじ
• 取付かれる    取り憑かれる; 取りつかれる; 取り付かれる
• 声がかれる    声が嗄れる; 声が枯れる

• 近いうちにお目に掛かれることでしょう。
• 彼女は快活なので、だれからも好かれる。
• 彼女はもう少しで車に引かれる所だった。
• 彼はかろうじて轢かれるのをまぬがれた。
• 次の月曜日にお目にかかれるでしょうか。
• 道が２つの小道に分かれるところへきた。
• 会議は来週開かれることになっています。
• 会議は天候に関係なく開かれるでしょう。
• 彼はもう少しでひかれるところだった。
• 会議は明後日東京で開かれる予定です。