きぼね 意味
- 【気骨】
心づかい。気苦労。
――が折・れる
細かく気をつかう必要があるので神経が疲れる。
- がきぼね 【餓鬼骨】 障子・うちわ・屏風(ビヨウブ)などの安物の細い下骨。 「―へつかまり立の親知らず/柳多留 84」
- わきぼね 【脇骨】 あばら骨。肋骨(ロツコツ)。
- きぼ 【記簿】 (1)「簿記」に同じ。 (2)帳面。 「二十歳の時,その―に書して曰く/西国立志編(正直)」 ; 【鬼簿】 「過去帳(カコチヨウ)」に同じ。
- いぬ-ぼね [0] 【犬骨】 むだ骨。徒労。「―折って鷹にとられたは/滑稽本・浮世床 2」 (近世の俚諺(リゲン)「犬骨折って鷹にとられる」から)
- うで-ぼね 【腕骨】 (1) 腕の骨。また,腕。「―切つて切り下げん/浄瑠璃・用明天皇」 (2) 腕前。腕力。「―試し力試し/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
- えら-ぼね [0] 【鰓骨】 (1) 魚類の鰓の基部にあって,鰓を支えている小さな弓状の骨。鰓弓(サイキユウ)。 (2) 顎(アゴ)の骨。多く,相手の口をののしっていう語。「―をわつてなりとも飲まさにや置かぬ/浄瑠璃・用明天皇」
- おと-ぼね 【音骨】 (1) 口・のど・あごなど,声を出すところをののしっていう語。「聞き捨てならず。―切つて切下ぐる/浄瑠璃・近江源氏」 (2) 声・言葉をののしっていう語。「―立つるな女めと/浄瑠璃・油地獄(下)」
- おや-ぼね [0] 【親骨】 扇の両端の太い骨。 子骨
- おり-ぼね ヲリ― 【折り骨】 (1) 馬の三頭(サンズ)の隆起した骨。「馬の―五六枚ざつときれて/保元(中)」 (2) 腰骨。「裾ふくらに,後ろの―臍(ホゾ)の下へさしこみ/曾我 1」
- くび-ぼね [0] 【頸骨】 首の骨。けいこつ。
- くら-ぼね [0] 【鞍橋・鞍骨・鞍瓦】 鞍の骨組みをなす部分。前輪(マエワ)・後輪(シズワ)に居木(イギ)を取り付けたもの。
- くろ-ぼね [0] 【黒骨】 扇・中啓(チユウケイ)・団扇(ウチワ)などの骨を黒く塗ったもの。また,障子などの黒く塗った桟。
- こし-ぼね [0] 【腰骨】 (1) 腰の部分の骨。 (2) 押し通して実行する気力。忍耐する精神力。「それほどの―の強い,黙つて下の方に働いてゐるやうな男が/夜明け前(藤村)」
- こぼね 【子骨】 扇の,親骨を除いた細い骨。 ⇔親骨 ; 【小骨】 (1)短い細い骨。 (2)ちょっとした骨折り,苦労。 「―折つて申さう/狂言・秀句傘」 ――が折・れる ちょっと苦労する。 「―・れる仕事」
- しげ-ぼね [0] 【繁骨】 (1) 障子の桟の目の細かいもの。 (2) 提灯(チヨウチン)の骨の目の細かいもの。