くちあたり 意味
- 【口当(た)り】
(1)食べ物や飲み物を口に入れたときの感じ。舌ざわり。
「―のいいワイン」
(2)応対の折などに,人に与える感じ。人あたり。
「―のいい人」
- ばちあたり 【罰当(た)り】 罰が当たるのが当然と思われること。またそのようなさまや人。 「―な行い」「この―め」
- くち-あたり [0] 【口当(た)り】 (1) 食べ物や飲み物を口に入れたときの感じ。舌ざわり。「―のいいワイン」 (2) 応対の折などに,人に与える感じ。人あたり。「―のいい人」
- あたり-あたり 【辺り辺り】 (1) あちらこちら。そこここ。「月…いとはなやかにさし入りたれば,―見ゆるに/源氏(蓬生)」 (2) あれこれの人を婉曲(エンキヨク)にさす語。あの方この方。「おのづから心にくき―を/狭衣 1」
- あたり 【辺り】 〔「当たり」と同源か〕 ある物や場所・時間などを基準として,それに近い範囲。接尾語的にも用いる。 (1)付近。近所。近く。一帯。周囲。 「この―は静かだ」「本郷―に下宿する」「―を見まわす」「―近所」 (2)時間・程度などの大体を示す。ころ。時分。ぐらい。 「来週―,もう一度会おう」「彼―が適任だよ」「この―で妥協しよう」 (3)婉曲(エンキヨク)に人や家をさす語。
- あたりあたり 【辺り辺り】 (1)あちらこちら。そこここ。 「月…いとはなやかにさし入りたれば,―見ゆるに/源氏(蓬生)」 (2)あれこれの人を婉曲(エンキヨク)にさす語。あの方この方。 「おのづから心にくき―を/狭衣 1」
- ぶちあたる 【打ち当たる】 (1)強い勢いで当たる。ぶつかる。 (2)困難に直面する。 「難問に―・って往生している」
- 打ちあたる 打っ付ける; 突きあたる; 突っかける; ぶつかり合う; 打っつかる; 遭う; 打付かる; ぶっ付かる; 衝突する; ぶち当たる; 行当る; 突当たる; 打当る; 当る; 打ち付ける; 突当る; 行き当る; 撥ねる; 中たる; 行当たる; ぶつける; 行き当たる; 打つ; 当たる; 打付ける; 打当たる; 打ち当る; あたる; 遭遇する; 打ち当たる; 打っ付かる; 突き当たる; ぶつかる;
- くちあい 【口合(い)】 (1)二人の話がよく合うこと。あいくち。 「―がいい」 (2)口をきいて仲介・保証をすること。また,その人。仲人。保証人。 「惣七殿には―家請も有る仁/浄瑠璃・博多小女郎(中)」 (3)〔上方語〕 語呂合わせ。江戸では「地口(ジグチ)」といった。 「さまざまの―や地口を言つて/黄表紙・御存商売物」 →地口
- くちあけ 【口開け・口明け】 (1)閉じてある物の口をあけること。封を切ること。 (2)物事の初め。最初。かわきり。 「興行の―の日」 (3)共有の山林や漁場の解禁。 (4)能の形式の一。狂言方の台詞で一曲を始めるもの。狂言口開け。 (5)上方の歌舞伎で,続き狂言の序幕の称。
- くちあし 【口悪し】 (1)口がわるい。憎まれ口をきく。 「―・しきをのこ/落窪 2」 (2)食欲がない。 「或る尼の―・しとて物の食はれぬに/散木奇歌集」
- くちあそび 【口遊び】 (1)無意識に口ずさむこと。また,その言葉。くちずさび。 「ただ仏の御ことのみを寝言にも―にもしつつ行ふ/宇津保(春日詣)」 (2)無駄口。うわさ。悪口。 「かかる―は,さらにうけたまはらじ/宇津保(藤原君)」
- くちあみ 【口網】 (1)籠(カゴ)などの出入り口を閉じる網。 (2)引き網の一種か。また,「朽ち網」の意とも,「くち」という魚を取る網の意ともいう。 「―も諸持ちにて/土左」
- 1人あたり 一人当たり; 1人当たり; 一人あたり
- あたりあい 【当たり合ひ】 (1)ありあわせ。ありあい。 「―の枕引きよせ大鼾(オオイビキ)して/浮世草子・俗つれ 1」 (2)ぶつかり合うこと。衝突。 「きつと仕候申分抔にては―に成て,安き事も直らぬもの也/葉隠」
- あたりがね 【当(た)り鉦】 摺鉦(スリガネ)の忌み詞。「すり」をきらって言い替えた語。ちゃんぎり。