このよ 意味
- 【此の世】
今生きている世。この世界。現世。
「―の見納め」「―のものとも思えぬ奇怪な姿」
→あの世
――ならず
(1)死んだも同然に。
「―ずわづらひけり/著聞 5」
(2)この世のものと思われぬほど素晴らしい。
「―ぬ財にこそありけれと/今昔 29」
(3)前世からの。また,来世までも。
「―ぬ契りと存じ候/仮名草子・竹斎」
- このよう 【此の様】 こういうふう。このとおり。 「―な手段はとりたくない」「―に仕上げてください」
- このような これほどの; こんな; そのような; かような; そんな
- このように それほど; あんな; こんな; そう; そんな; こんなに; これほど; そんなに; そうだ; かように
- このよ-の-ほか 【此の世の外】 現に生きているこの世界ではない,別の所。 (1) あの世。「あらざらむ―の思ひ出に今一度の逢ふこともがな/後拾遺(恋三)」 (2) 俗世間を離れた所。また,全く違う世界。「―のやうなる僻おぼえどもにとりまぜつつ/源氏(若菜上)」
- このよのほか 【此の世の外】 現に生きているこの世界ではない,別の所。 (1)あの世。 「あらざらむ―の思ひ出に今一度の逢ふこともがな/後拾遺(恋三)」 (2)俗世間を離れた所。また,全く違う世界。 「―のやうなる僻おぼえどもにとりまぜつつ/源氏(若菜上)」
- このよ-の-かぎり [5] 【此の世の限り】 この世の終わり。一生の終わり。
- このよ-の-わかれ [3] 【此の世の別れ】 死ぬこと。死。
- きよしこのよる 【聖しこの夜】 〔原題 (ドイツ) Stille Nacht, heilige Nacht〕 クリスマスの賛美歌。1818年作。作曲はオーストリアの F = X =グルーバー。民謡風の旋律が親しみやすく,世界中に広まっている。
- このよのかぎり 【此の世の限り】 この世の終わり。一生の終わり。
- このよのわかれ 【此の世の別れ】 死ぬこと。死。
- みやこのよしか 【都良香】 (834-879) 平安前期の漢学者・漢詩人。文章(モンジヨウ)博士。 「文徳実録」の撰に参加。著「都氏文集」
- のよ 〔終助詞「の」に終助詞「よ」の付いたもの〕 (1)強く断定したり言い聞かせたりする気持ちで念を押す意を表す。 「今度の誕生日がくると,二〇歳になる―」「夜になると,ここはとても静かな―」 (2)疑問の意を表す語と呼応して,相手をなじる気持ちを添える。 「百円ぐらいのことで,何な―」「今時分,どこへ行こうという―」 〔現代語では,主として女性語として用いられる〕
- この 【九】 〔「ここの(九)」の略〕 九。声に出して物を数える時の語。 「なな,やあ,―,とお」 ; 【此の】 〔代名詞「こ」に格助詞「の」の付いたもの〕 心理的・空間的・時間的に話し手に近いものをさす。 (1)空間的に話し手に近い物事をさす。 「―本を見なさい」 (2)今,言ったりしたりしていること,または,それに関係のあることを示す。 「―ため」「―とおりしてごらん」
- あのよ 【彼の世】 死者の行くとされる世界。来世。 ⇔この世 ――千日この世一日 あの世での千日の楽しみよりも,生きている今の一日の楽しみの方がよい。
- かのよ 【彼の世】 死後の世界。あの世。のちの世。 「この世のことは―にも見む/蜻蛉(中)」
例文
- このようにして彼はその仕事に成功した。
- このようにして私はその問題を解決した。
- このような習慣をあなたはやめるべきだ。
- 私はこのようなホテルではくつろげない。
- まずこのようにとらえることができよう。
- その殺人事件はこのようにして起こった。
- このようなことは時々起こることがある。
- このようにして彼はその問題を解決した。
- 彼は雨の後のきのこのように育っている。
- このようのしてその出来事は起こった。