しおたれる 意味
- 【潮垂れる】
(1)元気がなくなる。あわれな様子になる。
「しよぼしよぼと―・れた姿で帰つて来る/田舎教師(花袋)」
(2)(海水にぬれて)しずくが垂れる。ぐっしょりぬれる。
「髪も袴も―・れて/平家 9」
(3)涙にぬれる。また,嘆き沈む。
「いと尊ければ皆人―・れ給ふ/源氏(鈴虫)」
- しおた 【塩田】 ⇒えんでん(塩田)
- たれる 【垂れる】 ※一※ ② (動ラ下一) □一□(自動詞) (1)水滴がしたたり落ちる。 「水がぽたぽた―・れる」「鼻水が―・れそうになる」 (2)一端を止められた紐(ヒモ)・布・紙などの他端が下にさがる。 「長い髪が後ろに―・れている」「耳の―・れた犬」 □二□(他動詞) (1)小便・大便などを排泄(ハイセツ)することをやや卑しめていう語。 「糞(クソ)を―・れる」「屁(ヘ)を
- しお・れる シヲレル [0] 【萎れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 しを・る (1) 草木や花が,水分が不足したりして生気を失う。枯れそうになる。「花瓶の花が―・れる」「されど薔薇は既に―・れ/即興詩人(鴎外)」 (2) 人が元気を失ってしょんぼりする。「しかられて,―・れている」 (3) 濡れる。濡れて弱る。「幾夜我浪に―・れて貴舟川袖に玉ちる物思ふらむ/新古今(恋二)」
- にしおおたに 【西大谷】 大谷本廟(ホンビヨウ)の異名。 ⇔東大谷
- あくたれる 【悪たれる】 乱暴・無法なことを言ったりしたりする。いたずらをする。また,すねる。 「―・れて其の場に行倒れたまゝ鼾をかいたりする/あめりか物語(荷風)」
- あまたれる 【甘たれる】 「あまったれる」に同じ。
- うたれる 【打 [撃] たれる】 右腕を~ be shot in the right arm.胸を~ [感動する] be impressed [moved,touched] <with,by> .恐怖(驚異)の念に~ be struck with horror (wonder).
- しみたれる (1)「しみったれる{(1)}」に同じ。 「―・れたことをいうてぢやけれど,むりに無心は,わたしがいはしませぬ/洒落本・箱枕」 (2)「しみったれる{(3)}」に同じ。 「―・れた山茶花の半開が/多情多恨(紅葉)」
- すたれる 【廃れる】 (1)広く行われていた物事が,時間の経過とともに行われなくなる。すたる。 「農村の行事も―・れた」「流行語はすぐに―・れる」 (2)栄えていたものが,衰える。 「炭鉱が閉山して街が―・れた」「都ノ体近年ヨロヅ―・レハテタ/日葡」
- ねくたれる 【寝腐れる】 寝て,髪の毛や着衣が乱れる。 「―・れた姿」
- へこたれる 気力がなくなって動けなくなる。へたばる。 「これしきで―・れるな」
- もたれる 【凭れる・靠れる】 (1)物に,体をよせかける。よりかかる。 「壁に―・れる」 (2)食物が消化されないで重く感じる。 「もちを食べすぎて胃が―・れる」 (3)人に頼る。甘える。 「扨も―・れし女かな/浄瑠璃・主馬判官」
- 保たれる つかまえられる
- 待たれる 予想される; もてなされる
- 悪たれる あくたれる ④◎ 乱暴・無法なことを言ったりしたりする。いたずらをする。また,すねる。 「―・れて其の場に行倒れたまゝ鼾をかいたりする/あめりか物語(荷風)」