しゅらん 意味
- 【種卵】
孵化させるための卵。たねたまご。
- 【酒乱】
ふだんはおとなしいが,酒に酔うとあばれること。また,そういう癖のある人。
- しゅら 【修羅】 □一□〔仏〕「阿修羅(アシユラ)」の略。 □二□ (1)〔仏〕「修羅道(シユラドウ)」の略。 (2)激しい戦闘。闘争。争い。 「―の巷(チマタ)」 (3)大石・大木などを運搬する車。修羅車(グルマ)。 (4)滑道の一。丸太を縦に並べて半円形の溝を作り,その中を滑らせる木材運搬の方法。
- あしゅら 【阿修羅】 〔梵 Asura の音写。非天と訳す。「あすら」とも〕 (1)インド神話の悪神。インドラ神(仏教では帝釈天)と戦うとされる。釈迦によって教化されたとみなす場合は,八部衆の一つとして仏教の守護神。また,六道の一つで,常に戦い合う世界の存在ともされる。興福寺の三面六手の像が有名。修羅。 (2)「阿修羅王」に同じ。
- あしゅら-おう ―ワウ 【阿修羅王】 阿修羅の長。修羅王。阿修羅。
- あしゅら-どう ―ダウ [3] 【阿修羅道】 六道の一。阿修羅が住み,常に争いの絶えない世界。修羅界。修羅道。
- しゅらい 【修礼】 儀式などの下稽古をすること。 「是をめして,鶴千代と仕組踊の―遊ばせ/浄瑠璃・大塔宮曦鎧」 ; 【集礼】 支払うべき代金。諸雑費。 「一日六分づつの―せはしく/浮世草子・一代女 4」
- しゅらかい 【修羅界】 「阿修羅道(アシユラドウ)」に同じ。
- しゅらくつ 【修羅窟】 〔仏〕 阿修羅王の住む石窟。
- しゅらごと 【修羅事】 能楽で,修羅物を演ずる所作。
- しゅらどう 【修羅道】 「阿修羅道(アシユラドウ)」に同じ。
- しゅらば 【修羅場】 (1)戦乱や闘争で悲惨をきわめている場所。しゅらじょう。 「何度も―をくぐってきた男」「―を踏む」 (2)芝居や講釈などで,激しい戦いの場面。 〔講談では「しらば」「ひらば」という〕
- しゅらもの 【修羅物】 能楽で,武将の霊をシテ(主役)とする曲。修羅能。二番目物。「頼政」「実盛(サネモリ)」「朝長(トモナガ)」を特に三修羅という。
- しゅら-おうぎ ―アフギ [3] 【修羅扇】 (1) (阿修羅王が,手で日輪をおおったという故事から) 波に日輪と月輪とをあしらった図柄の黒骨の軍扇。 (2) 能楽で,主として修羅物の後ジテに用いる中啓(チユウケイ)。黒骨で波に日輪を描いたもの。
- しゅら-かい [2] 【修羅界】 「阿修羅道(アシユラドウ)」に同じ。
- しゅら-くつ [2] 【修羅窟】 (仏) 阿修羅王の住む石窟。
- しゅら-ごと [0] 【修羅事】 能楽で,修羅物を演ずる所作。
例文
- 恨ミシュラン(うらみしゅらん)は、西原理恵子および神足裕司によるグルメレポ漫画である。
- 船が遭難して薩摩で助けられた礼として、朱欒(しゅらん)と白欒(はくらん)という珍しい柑橘類をくれたのを植えて育て、広まったといわれる。