じくじく 意味
- 水分を多く含んでいて,それが少しずつにじみ出るさま。
「流元なんざ湿地で,いつでも―して,心持が悪いつちやあない/化銀杏(鏡花)」
- くじく 【挫く】 ※一※ (動カ五[四]) (1)関節を不自然に曲げて,関節やその周辺の組織を傷つける。捻挫(ネンザ)する。 「転んで足を―・く」 (2)勢いを衰えさせる。押さえつける。弱める。 「出端(デバナ)を―・く」「強きを―・き,弱きを助ける」 (3)折ったり曲げたりして傷をつける。 「其の腰を踏み―・きて殺しつ/日本書紀(垂仁)」 〔「くじける」に対する他動詞〕 ※二※ (
- じくじ 【忸怩】 自分のおこないについて,心のうちで恥じ入るさま。 「内心―たる思いであった」「―たらざることを得ない/渋江抽斎(鴎外)」
- じくじゅ 【慈救呪】 〔仏〕 不動明王の大・中・小の呪文のうち,中呪のこと。これを唱えると,災いを避けられ,願いも成就するという。慈救偈(ジクゲ)。慈救。
- じくじゅう 【軸重】 車軸にかかる重さ。
- まじくじ 〔「ましくし」とも〕 しきりにまばたきするさま。また,いらいらするさま。 「りくつづめにあひて大へこみとなり―すれば/滑稽本・膝栗毛 7」
- 内心じくじ 内心忸怩
- じく 【軸】 ※一※ ② (名) 広く回転運動の中心,あるいは物事のかなめをいう。 (1)車の左右二つの車輪をつなぐ棒。車の心棒。車軸。 (2)巻物や掛物の心(シン)にする丸い棒。 (3)〔(2)から転じて〕 巻物。掛物。 「床の間に―を掛ける」 (4)筆・ペン・マッチなどの手で持つ部分。また,草の茎の部分。 (5)回転するものの中心。 「右足を―に二回転する」 (6)活動の中
- じゅくじくん 【熟字訓】 漢字二字以上の熟字全体に,日本語の訓をあてて読むこと。また,その読み。「昨日(きのう)」「紅葉(もみじ)」「杜鵑(ほととぎす)」「羊歯(しだ)」の類。本辞典では常用漢字表付表記載の熟字訓は「《昨日》」「《紅葉》」,それ以外のものは「〈杜鵑〉」「〈羊歯〉」のように,《 》と〈 〉を使って表記欄に指示してある。
- 士気をくじく 意気阻喪させる
- 関節をくじく 脱臼する; ねんざする
- じく-じく [1] (副)スル 水分を多く含んでいて,それが少しずつにじみ出るさま。「流元なんざ湿地で,いつでも―して,心持が悪いつちやあない/化銀杏(鏡花)」
- おうがん-しゃくじく ワウグワンシヤクヂク [6] 【黄巻赤軸】 仏教の経典。黄紙朱軸。黄巻朱軸。こうかんせきじく。 (黄色の紙または絹に写経し,赤い軸をつけたところからいう)
- 意気込みをくじく 興をさます
- おうがんしゃくじく 【黄巻赤軸】 仏教の経典。黄紙朱軸。黄巻朱軸。こうかんせきじく。 〔黄色の紙または絹に写経し,赤い軸をつけたところからいう〕
- あお-じく アヲヂク [0] 【青軸】 ウメの一品種。若枝と萼(ガク)が緑色。花は一重または八重で白い。結実がよく採果用に栽培。緑萼梅(リヨクガクバイ)。