ずり 意味
- (1)鉱石や石炭とともに掘り出された石。また,選鉱・選炭した後に出る廃石。
(2)トンネル掘削の際に爆砕されてできた岩石や土砂。
- あい-ずり アヰ― [0] 【藍摺り】 (1) 布または紙に,藍の葉を摺りつけて模様を付ける染め方。あおくさずり。あおずり。 (2) 「藍絵(アイエ){ (1) }」に同じ。
- あお-ずり アヲ― [0] 【青摺り】 藍摺り
- あし-ずり [0] [4] 【足摺り】 (名)スル (怒ったり,嘆いたりして)じだんだを踏むこと。「彼は―して叫びぬ/金色夜叉(紅葉)」「―をして,…おめき叫べども/平家 3」
- あと-ずり [0] 【後刷(り)】 木版画などで,前に使用した版木で再び印刷すること。また,その印刷物。のちずり。後版(アトハン)。 初刷り
- いき-ずり [0] 【行き摺り】 「ゆきずり」に同じ。
- いし-ずり [0] 【石摺り・石搨】 (1) 石碑などの文字を紙に摺り写したもの。拓本。 (2) { (1) }のように,地を黒く,字・絵を白く刷り出した書画。
- いた-ずり [0] 【板摺り】 (1) 「いたじゃくり」に同じ。 (2) キュウリ・フキなどに食塩を振りかけて,俎板(マナイタ)の上でもみころがすこと。緑色を鮮やかにするために行う。
- いま-ずり [0] 【今摺り】 (1) 版画などで,最近摺ったもの。 (2) 籾(モミ)摺りをしてからまだ間のないこと。
- いろ-ずり [0] 【色刷(り)・色摺り】 (1) 黒以外の色を使って印刷すること。また,その印刷物。二色以上の印刷をいうことが多い。 (2) 多色刷りの版画。
- おい-ずり オヒ― [1] [0] 【笈摺】 巡礼などが着物の上に羽織る,袖のない薄い衣。笈で背の擦れるのを防ぐための衣という。おいずる。
- から-ずり [0] 【空摺り】 浮世絵版画などで,凸版に絵の具を塗らず,刷り圧だけで,紙面に凹凸模様を作り出す技法。着物の文様などを無色の凹線で表すのに用いた。
- かり-ずり [0] 【仮刷(り)】 印刷で,本刷りの前に行う印刷。試し刷り。 本刷り
- きずり 【木摺り】 塗り壁の下地として,少しずつ間をあけて取りつけた小幅の貫板(ヌキイタ)。木摺り貫。
- きよ-ずり [0] 【清刷(り)】 (名)スル 印刷で,校正を終えた活版・凸版などを写真製版などの版下にするため,良質の紙にきれいに刷ること。また,そのもの。
- きら-ずり [0] 【雲母刷(り)】 (1) 雲母(ウンモ)の微粉を用いて,書の用紙などを装飾する技術。 (2) 浮世絵で雲母粉を用いた版画の刷り方。銀粉のような効果を出したもの。
例文
- お金を借りようと思ってかけずり回った。
- 私たちは小鳥のさえずりが聞こえます。
- 小鳥たちがいっせいにさえずりだした。
- 噂話にかかずりあっている暇はない。
- 私は鳥のさえずりに耳を傾けた。
- あの人は行きずりの人です。
- 今朝は小鳥のさえずりが聞こえる朗らかな朝だったわ。
- 頑固なのは父ゆずりだ。
- 彼はすごいスピードで走りだした、すると人々は跳び退いて彼に道をゆずり始めた。