そこつ 意味
- 【底つ】
〔「つ」は「の」の意の上代の格助詞〕
底の。底にある。
- 【粗忽】
(1)軽はずみなこと。注意や思慮がゆきとどかないこと。また,そのさま。
「―な人」
(2)不注意なために起こったあやまち。そそう。
「―をわびる」
(3)失礼。無礼。
「―ながら,その提灯の紋を見せて下さりませ/歌舞伎・助六」
﹛派生﹜——さ(名)
- そこつざい 【粗骨材】 コンクリート用骨材のうち,五ミリ篩(フルイ)に85パーセント以上とどまるもの。
- そこつした 【底つ下】 地の底。 「―に豈に国無からむ/日本書紀(神代上訓)」
- そこつち 【底土】 表土の下の土。下層の土。
- そこつち-けん [4] 【底土権】 他人が小作・耕作の権利を有している土地の所有権。 上土権
- そこつもの 【粗忽者】 そそっかしい人。あわてもの。
- そこつ者 そそっかしい者; おっちょこちょい; うっかり者; 軽はずみな者
- そこつ-いわね ―イハ― 【底つ磐根】 地の底にある岩盤。「―に宮柱太しり/古事記(上訓)」
- そこつ-ざい [3] 【粗骨材】 コンクリート用骨材のうち,五ミリ篩(フルイ)に85パーセント以上とどまるもの。
- そこつ-した 【底つ下】 地の底。「―に豈に国無からむ/日本書紀(神代上訓)」
- そこつ-もの [0] 【粗忽者】 そそっかしい人。あわてもの。
- そこついわね 【底つ磐根】 地の底にある岩盤。 「―に宮柱太しり/古事記(上訓)」
- そこつちけん 【底土権】 他人が小作・耕作の権利を有している土地の所有権。 →上土(ウワツチ)権
- そこつ-ねのくに 【底つ根の国】 地の底にある国。根(ネ)の国。「急(スミヤカ)に―に適(イ)ねと云ひて/日本書紀(神代上訓)」
- そこつねのくに 【底つ根の国】 地の底にある国。根(ネ)の国。 「急(スミヤカ)に―に適(イ)ねと云ひて/日本書紀(神代上訓)」
- そこ 【底】 (1)容器やくぼんだものの一番下の部分。 「―を二重にする」「鍋の―に穴が開く」「川の―が見える」 (2)積み重なったものの一番下。また,下部。 「―になった荷物」「地の―」 (3)物事が進んで,最後に行きつくところ。また,限界。 「―知れぬ怪力」 (4)奥深くて,うかがい知れないところ。 「心の―まで見透かされる」 (5)普段は表れない真の力量。 「薄墨にも―はま
例文
- 『粗忽長屋』(そこつながや)は、古典落語の演目である。
- 第2巻では、生卵が得意料理だと言っていたが、料理はそこそこつくれる模様。
- 高校時代には落語研究部に入っていた(その時の高座名は『粗忽家助平(そこつや すけべい)』)。
- 職人がていねいな言葉遣いを強要され、『おっ奉る』を連発するギャグは「そこつの使者」や「松曳き」でも登場する。
- 骨材は、粒径によって粗骨材(そこつざい、coarse aggregate)と細骨材(さいこつざい、fine aggregate)に分類される。
- 住吉三神(すみよしさんじん)とは、神道で信仰される神で、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の総称である。
- 龍の都とも呼ばれ、伊邪那岐命の禊祓によって出生した底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)・仲津綿津見神(なかつわたつみのかみ)・表津綿津見神(うはつわたつみのかみ)の三柱(綿津見三神)を祀る。
- 『古事記』では「根堅州國」(ねのかたすくに)・「底根國」(そこつねのくに)、『日本書紀』では根国(ねのくに)、祝詞では根の国底の国(ねのくにそこのくに)・底根の国(そこねのくに)と書かれる。
- 八十枉津日神(やそまがつひのかみ)、大直日神(おおなほびのかみ)、住吉三神(底筒男神(そこつつおのかみ)、中筒男神(なかつつのおのかみ)、表筒男神(うはつつのおのかみ))、大地海原諸神(おほとこうなはらもろもろのかみ)を祀る。