つば 意味
- 【唾】
唾液(ダエキ)。つばき。
「―を吐く」
――を付・ける
他人にとられないように前もって声をかけたり手段を講じたりする。
「先に―・けておく」
- 【鍔・鐔】
(1)刀剣の柄(ツカ)と刀身との境目に挟み,柄を握る手を保護する板。形・大きさとも種々ある。刀身を通す茎孔(ナカゴアナ)があけてある。多く鉄製であるが銅でもつくる。つみは。
(2)帽子のまわりに庇(ヒサシ)のように出ている部分。
「―の広い帽子」
(3)釜(カマ)のまわりに庇のように出ていて,かまどの縁にかかるようになっている部分。
- みつば-よつば 【三つば四つば】 壮麗な建物が幾棟も建ちならんだ立派な邸宅。「目もかがやく心地する殿造りの,―なる中にひき入れて/源氏(早蕨)」 (三つも四つも軒端(ノキバ)が重なっている意からという)
- かく-つば [0] 【角鐔】 刀剣の鐔の一。形が四角なもの。
- から-つば [0] 【空唾】 食物を前にしたり,緊張した時にのみこむつば。なまつば。からつばき。
- きん-つば [0] 【金鍔】 (1) 金あるいは金色の金属で作った,刀の鍔。また,金で飾った鍔。 (2) 「金鍔焼き」の略。
- ぎん-つば [0] 【銀鍔】 (1) 銀で作った,刀の鍔。また,銀で飾った鍔。 (2) 「銀鍔焼き」の略。
- しつば 【叱罵】 ののしりしかること。
- たん-つば [0] [3] 【痰唾】 たんとつば。
- つば(き) 【唾】 spittle; saliva. ~をはく spit.
- つばき 【椿】 姓氏の一。 ; 【椿・山茶】 (1)ツバキ科の常緑低木ないし高木。暖地の山林から本州北部の海岸に自生し,早春,葉腋に五弁花をつける。ヤブツバキとも。 (2)ツバキ{(1)}・ユキツバキおよびその園芸品種。中国産の近縁種などを含めることもある。葉が大形で光沢があること,早春に花が咲くことでサザンカと区別される。普通,花弁は離生しない。種子から椿油を採る。﹝季﹞春。《赤い―白い―
- つばく 【唾く・唾吐く】 〔上代は「つはく」〕 つばきをはく。 「其の玉器に―・き入れたまひき/古事記(上訓)」
- つばさ 【翼・翅】 (1)鳥類の空中を飛ぶための器官。前肢が変形したもので,風切り羽(飛羽)・雨覆(アマオオ)い羽・小翼羽などから成る。 (2)飛行機の翼(ヨク)。 (3)鳥類。 「はるかの沖より,目馴ぬ―の飛来つて/浮世草子・諸艶大鑑 1」 (4)主君を補佐するもの。 「彼等二人は―の臣/浄瑠璃・用明天皇」
- つばし 【鍔師】 鍔をつくる人。
- つばす 主に関西地方で,ブリの幼魚の呼称。
- つばた 【津幡】 石川県中部,河北郡の町。北陸街道と七尾街道が分岐する交通の要衝。
- つばな 【茅花】 チガヤの花穂。食べられる。﹝季﹞春。