てすじ 意味
- 【手筋】
(1)てのひらにある筋。
(2)技芸などの素質。天分。
「―のいい子」
(3)囲碁・将棋で,相手の着手に対して十分働きうる手。
「―をよむ」
(4)師から伝わる芸風。芸の系統。
「鼓は生田与右衛門の―/浮世草子・永代蔵 2」
(5)手段。方法。てだて。
「敵の―が知れさうな/浄瑠璃・伊賀越道中双六」
(6)ある物事に関係のある人や事を漠然とさす。方面。すじ。
「是はいづくの―より漏れ聞えし事ぞと/浮世草子・好色敗毒散」
(7)てづる。てがかり。
「―聞き出し長崎屋伝九郎を頼み/浮世草子・二十不孝 1」
- うりてすじ 【売(り)手筋】 取引市場で,ある程度市場に影響力を与える売り方の集団。 ⇔買い手筋
- おおてすじ 【大手筋】 (1)市場で大口の投資をする金融機関や相場師。大手。 (2)「大手{(3)}」に同じ。
- かいてすじ 【買(い)手筋】 取引市場で,ある程度市場に影響を与える買い方の集団。 ⇔売り手筋
- てす 〔「てそう」の転。中世末期の語〕 「…た」「…ている」の意の丁寧語。…ました。…ています。 「いやそれがしは此あたりの者ぢやが,野遊びに出―よ/狂言・禁野(虎清本)」「今参り,まゐりがきたえぼしは,ほこらに似―/狂言・今参」
- すじ 【筋】 ※一※ ① (名) □一□ (1)細長く連なったもの。(ア)物の表面に細長くつけられたあと。線。 「白い―をつける」(イ)細長い縦縞。「羽に青い―の入った蝶」 (2)生物体に含まれる繊維状のもの。(ア)植物の繊維。 「ふきの―をとる」(イ)筋肉。筋肉の繊維。「―のある肉」「―を違える」(ウ)腱(ケン)。筋肉を骨に付着させているもの。「―を痛める」 (3)血管。 「青―を
- てすう 【手数】 それをするのに必要な動作・細工などの数。また,それが多くて面倒なこと。てかず。 「―ばかりかかる仕事」「お―ですがよろしくお願いいたします」
- てすき 【手隙・手透き】 仕事の区切りがついたりして,手があいていること。 「お―の時にでもおいで下さい」 ; 【手漉き】 紙を,機械を使わずに手ですくこと。また,その紙。 「―の和紙」
- てすり 【手摺り】 (1)橋・階段などで,歩く人がつかまるように取り付けた柵,または柵の上に渡した横棒。高欄。 (2)人形浄瑠璃の舞台で,人形遣いの腰から下を隠すために設けた横板。文楽系の三人遣い人形の舞台では手前から奥へ三段に設けてある。また一人遣い人形では,人形遣いの身体を隠す高さに,張った幕をいう。 →綟(モジ)手摺り
- あえてする する勇気がある
- いってすき 【一手透き】 将棋で,次の一手で相手の王将を詰むために,王手ではない指し手を一手指すこと。つめろ。 →即詰め
- だてすがた 【伊達姿】 華やかに飾り立てた,粋な姿。
- てすう-りょう ―レウ [2] 【手数料】 手続き・仲介などの行為の代償として受け取る金。「―を徴収する」
- てすきがみ 【手漉紙】 handmade paper.
- てすさび 【手遊び】 慰みに,手先で物をもてあそぶこと。手慰み。てすさみ。 「老後の―」
- てすさみ 【手遊み】 〔「てずさみ」とも〕 「手すさび」に同じ。 「―に節のもとを指にて板敷に押しあてて/宇治拾遺 13」
例文
- 大手筋(おおてすじ)とは、京都市伏見区市街地の中心・大手筋通り。
- 伏見大手筋商店街(ふしみおおてすじしょうてんがい)は、京都市伏見区にある商店街。
- 手筋(てすじ)とは囲碁用語の一つで、通常より大きな効果を挙げることのできる着手のこと。
- 樹皮は淡灰褐色で、表面は平滑だが樹齢に伴ってすじや割れ目が生じ、老木では樹皮が剥がれてくる。
- 隠語、俗語として「ボボ(開)」、「ワレメ」、「クレバス」、「縦筋(たてすじ)」などと呼ばれる。
- 仕手(して)、あるいは仕手筋(してすじ)とは、人為的に作った相場で短期間に大きな利益を得ることを目的に、公開市場(株式、商品先物、外国為替等)で大量に投機的売買を行う者のことをいう。