とりはこぶ 意味
- 【取(り)運ぶ】
〔「とり」は接頭語〕
物事を進行させる。
「万事うまく―・ぶ」
‖可能‖ とりはこべる
- はこぶ 【運ぶ】 (1)物を他の場所に移す。移動させる。運搬する。 「荷物を―・ぶ」「材木を船で―・ぶ」「タンポポの種が風に―・ばれてゆく」 (2)人がある場所へ行く。(ア)主に「お運びになる」「お運び下さる」の形で,「行く」「来る」の尊敬表現として用いる。 「わざわざお―・び下さって恐縮です」(イ)ある場所へ出かけて行く。「歩(ホ)を―・ぶ」「何度も役所まで足を―・んでやっと認可を受けた」
- るりはこべ 植物
- はこぶね 【箱船・箱舟・方舟】 (1)長方形の船。 (2)旧約聖書の「ノアの箱舟」のこと。
- もちはこぶ 【持(ち)運ぶ】 物を持って,他の場所へ移す。運搬する。 「荷物を―・ぶ」 ‖可能‖ もちはこべる
- 持ちはこぶ 携える; 携行する; 輸送する; 持ちはこびする; 輸する; 持運ぶ; 携持する; 持っていく; 運搬する; 持ち運ぶ; 持ち運びする; 運送する; 持運びする; 携帯する; 運輸する; 搬送する; 運ぶ
- ノア-の-はこぶね [1] 【―の箱舟】 (「方舟」とも書く) 旧約聖書創世記の洪水物語に出てくる舟。義人ノアは,人類の堕落に怒った神の命を受けて箱舟を造り,その家族および一つがいずつの動物たちとともに乗りくみ,神が起こした大洪水を生き延びて,人類の新たな祖となったという。
- とりはずし 【取(り)外し】 (1)取り付けてあるものをはずすこと。 「作り付け家具なので―がきかない」 (2)うっかりして仕損じること。そそう。失敗。 「永い間には―も有ると見えて/浮雲(四迷)」
- とりはずす 【取(り)外す】 (1)取り付けてあったものをはずす。 「付属品を―・す」 (2)手に持っている物をうっかり落とす。取り落とす。 「此の生れたる皇子を―・して此の河に落とし入れつ/今昔 2」 (3)うっかりしてし損なう。しくじる。 「心にくくもありはてず,―・せばいとあはつけいこともいでくるものから/紫式部日記」 (4)しくじる。粗相をする。とっぱずす。 「姉女郎納戸飯を喰べ過
- とりはだ 【鳥肌】 (1)寒さや恐ろしさ,あるいは不快感などのために,皮膚の毛穴が縮まって,鳥の毛をむしったあとのようにぶつぶつが出る現象。総毛立つこと。体温調節反射の一つ。 「―が立つ」 (2)鮫肌(サメハダ)のこと。 「―にさはりて/浮世草子・一代女 5」
- とりはなす 【取(り)放す・取(り)離す】 (1)手に持っていたものをうっかりはなす。 「手綱を―・す」 (2)戸・障子などを開け放す。また,取り除く。 「夏の間は建具を―・す」 (3)取り付けてあったものを離して別々にする。取り除く。 「昼の御座のかたにこぼこぼと物―・す音して/讃岐典侍日記」 (4)取り上げる。剥奪する。 「もとの信陵と云ふ所領をも―・さぬぞ/史記抄 11」
- とりはなつ 【取り放つ】 (1)別れさせる。ひきはなす。 「北の方も―・ちてむとまどひ給へど/落窪 2」 (2)一つ一つとりあげる。 「今めかしう細かにをかしきを,―・ちてはまねび尽くすべきにもあらぬこそわろけれ/紫式部日記」 (3)とりはずす。 「北の御障子も―・ちて,御簾かけたり/源氏(鈴虫)」
- とりはらい 【取(り)払い】 取り払うこと。撤去。
- とりはらう 【取(り)払う】 残らず取り除く。とっぱらう。 「不要になった足場を―・う」 ‖可能‖ とりはらえる
- こぶとり 【小太り】 やや太っている・こと(さま)。 「―した愛敬のある男」「ちょっと―な体」
- よこぶとり 【横太り】 横にふとること。また,その人。 「―して背ひくく/たけくらべ(一葉)」