とりまわす 意味
- 【取(り)回す】
(1)仕事・人などをほどよく取り扱う。うまく処理する。
「店の仕事を一人で―・す」
(2)一部を取って次へ回す。
「料理を盛った大皿を―・す」
(3)ぐるりと囲む。とりまく。
「東一方をば敵未だ―・し候はねば/太平記 9」
‖可能‖ とりまわせる
- きりまわす 【切(り)回す】 (1)中心となって物事を処理する。中心となって組織などを動かす。 「女手一つで大所帯を―・す」 (2)物の周囲をぐるりと切る。 「明り障子の破ればかりを禅尼手づから小刀して―・しつつ張られければ/徒然 184」 (3)むやみに切る。 「無二無三に―・し/浄瑠璃・用明天皇」 ‖可能‖ きりまわせる
- くりまわす 【繰(り)回す】 金銭などをやりくりする。また,家庭内を切り回す。 「大屋敷,如何なる事して―・すや/露小袖(乙羽)」 ‖可能‖ くりまわせる
- のりまわす 【乗(り)回す】 乗り物を走らせて,あちらこちらめぐる。 「高級車を―・す」 ‖可能‖ のりまわせる
- はりまわす 【張(り)回す】 (1)布・縄などを,まわりに切れ目なく張る。はりめぐらす。 「幔幕(マンマク)を―・す」 (2)(「撲り回す」とも書く)ところかまわずなぐる。 「はつて―・すはりすまふ/狂言記・文相撲」
- ふりまわす 【振(り)回す】 (1)手や,手に持った物を大きく振り動かす。また,乱暴に振り動かす。 「棒を―・して暴れる」 (2)得意げに持ち出す。ひけらかす。 「生半可な知識を―・す」「肩書を―・す」「威光を―・す」 (3)人を思うままに動かす。 「子供に―・される」「にせ情報に―・される」 ‖可能‖ ふりまわせる
- 切りまわす 対処する; 切り回す; 運営する; 切盛する; 切盛りする; 取り廻す; 切り廻す; とり捌く; 取廻す; 取りまわす; 持扱う; 切り盛りする; 持てあつかう; 持ち扱う; 扱う; 処する; 繰廻す; 御す; くり回す; とり仕切る; 処す; 切廻す; 持て扱う; 切回す; 取扱う; 取りあつかう; 動かす; 繰回す; とり回す; 取り扱う; 取回す; 経営する; 繰り廻す; 繰り回す; 取
- 取りまわす 切盛する; 切盛りする; 切り廻す; 取り廻す; 対処する; 切り回す; 取廻す; 持扱う; とり捌く; 持てあつかう; 切り盛りする; 扱う; 切りまわす; 処する; 持ち扱う; 繰廻す; とり仕切る; くり回す; 処す; 切廻す; 持て扱う; 繰回す; 切回す; 取扱う; 取りあつかう; 取り扱う; 取回す; とり回す; 繰り回す; 繰り廻す; 繰りまわす; 取り回す
- 振りまわす スイングする; 掻払う; 振り立てる; 振る; 振り上げる; スウィングする; 振動する; あおる; 打ち振る; 振るう; 煽る; 振う; 振り回す; 打ちふる; 振り翳す; 打振る; 振りあげる; 掻き払う; 振回す; 振翳す; 揮う
- 繰りまわす 取りあつかう; 持て扱う; やって行く; 間に合わせる; 取り回す; 取回す; 事足りる; 持てあつかう; 切り盛りする; 扱う; 処する; 持ち扱う; 切盛する; 遺り繰る; 切り廻す; 対処する; 切り回す; 持扱う; こと足りる; とり捌く; まに合う; 繰回す; 切回す; 取扱う; 切廻す; 行立つ; 取り扱う; とり回す; 遺りくる; 繰り回す; 繰り廻す; 間にあう; やりくる;
- とりまわし 【取(り)回し】 (1)手に取って回すこと。取り扱い。 「女郎の手づからの燗鍋の―/浮世草子・一代男 2」 (2)処置。とりなし。工夫。 「この―が京にて出づれば,遠い江戸までは行かずに済む事を/浮世草子・永代蔵 2」 (3)立ち居振る舞い。風体。 「―も温藉(シトヤカ)な方だ/当世書生気質(逍遥)」 (4)力士の化粧まわし。また,まわし。 「衣服を脱ぐと下には―をしめてゐる/
- ひねりまわす 【捻り回す】 (1)指先であれこれひねってもてあそぶ。ひねくりまわす。 「ライターを―・す」 (2)いろいろ工夫して趣向をこらす。ひねくりまわす。 「文章を―・す」
- 弄くりまわす いじくり回す; 弄くり回す
- ことりまわし 【小取り回し】 〔「こどりまわし」とも〕 きびきびしているさま。機転がきくさま。 「下女―にはたらきければ/浮世草子・織留 6」
- こ-とりまわし ―トリマハシ 【小取り回し】 (形動ナリ) (「こどりまわし」とも) きびきびしているさま。機転がきくさま。「下女―にはたらきければ/浮世草子・織留 6」
- いじくりまわす 【弄くり回す】 (1)指先であれこれいじってもてあそぶ。 「おもちゃを―・す」 (2)制度などをあれこれ変更する。 「組織を―・す」