どうせ 意味
- 〔副詞「どう」に動詞「す」の命令形「せよ」の転である「せ」が付いたもの〕
(1)ある状態や結果を,初めから定まったものとして認める気持ちを表す。いずれにしても。しょせん。
「―負けるにきまってる」「―ろくな物は作れないだろう」
〔多く,投げやりなあきらめや,軽蔑の気持ちを込めて使う〕
(2)ついで。いっそ。
「―作るならいいものを作ろう」「―なら三人分作ろう」「―のことだから,頂上まで行ってみよう」
- きどうせい 【機動性】 (1)戦略・戦術にすみやかに適応できる軍隊の運動性。 (2)状況に応じてすばやく活動できる能力。 「売り込みに―を発揮する」
- しどうせい 【指導性】 他を指導する力量や能力。指導力。 「―を問われる」
- ちどうせつ 【地動説】 天動説に対し,地球が太陽の周りを回転しているとする説。太陽信仰を背景に古くからあり,古代ギリシャではアリスタルコスのものが知られる。ただ,地球の運動が実感されないなど多くの難点が存在し,それらが数学的・力学的に解消されるにはコペルニクスからニュートンまで約150年を要した。なお,天球という殻が破られ,無限の宇宙に無数の恒星が存在するという宇宙像は,クザーヌスやブルーノら思想家に負
- どうせい 【同生】 同じ父母から生まれること。また,その者。 ; 【同声】 (1)同じ声。また,声を合わせること。 (2)「単声」に同じ。
- どうせき 【同席】 (1)同じ席に連なること。列席。 「先輩と―する」 (2)同じ席次や地位。
- どうせつ 【同説】 (1) ◎ 同じ説。同じ考え。 (2) ① (前に述べた)その説。その考え。
- どうせん 【道宣】 (596-667) 中国唐代の南山律宗の祖。また史学者。智首に律を学び,のち終南山に住す。各地で律を説き,また玄奘の経典漢訳事業にも参加。著「四分律行事鈔」「続高僧伝」「広弘明集」など。南山律師。南山大師。 ; 【道璿】 (702?-760) 奈良時代の律宗の僧。許州(河南省)出身の中国人。禅・天台・華厳にも通じ,736年来日して戒律を講じ,また東大寺の大仏開眼法要の重責を担
- はどうせつ 【波動説】 (1)光の波動説。一七世紀にホイヘンスが提唱し,一九世紀にヤングとフレネルらが干渉・回折実験に成功して光の波動説を確立した。一九世紀後半にはマクスウェルがその電磁理論から光は電磁波であることを導いた。 (2)粒子の波動性を強調する説。1924年にド=ブロイが電子の波動説を提唱。これはのちに回折実験で確かめられ,量子力学成立の先駆となった。
- ぶどうせき 【葡萄石】 カルシウム・アルミニウム・鉄を含んだ含水ケイ酸塩鉱物。斜方晶系に属し,淡緑・白色・黄色などを呈し,沸石と共生する。
- しょう-どうせい セウダウセイ 【蕭道成】 (427-482) 中国,南朝斉の初代皇帝(在位 479-482)。諡(オクリナ)は高帝。廟号(ビヨウゴウ)は太祖。宋の順帝の禅譲により即位。
- そうどうせん 【双胴船】 二つの船を並べたような胴体構造の船。カタマラン船。
- てんどうせつ 【天動説】 宇宙の中心に地球が静止し,その周りを他の天体が回転しているとする説。エウドクソスの同心天球の理論,アポロニオスやヒッパルコスによる離心円・周転円の導入を経て,二世紀にプトレマイオスが数学的理論として体系化した。以後一七世紀に至るまで,ギリシャ以来の有限な宇宙観やキリスト教神学と結びついて長く支持された。地球中心説。 →地動説
- りきどうせつ 【力動説】 〔哲〕 あらゆるものの存在とその生成を,いくつかの,または一つの力や作用から説明するような考え方や立場。アリストテレス・ライプニッツなどが代表的。ダイナミズム。力本説。
例文
- どうせやるなら、これくらいしないとね。
- どうせ英語をやるのなら徹底的にやれ。
- どうせ英語を習うなら徹底的に学びなさい。
- どうせ私なんてこの世界には必要ないんだ。
- どうせ明日も明後日も暇なんだろう?
- だってどうせ裏切られるだけだもん。
- 俺なんかどうせやっても無駄だよ。
- どうせやるからには上手にやるようにしなさい。
- どうせ日本文化の粋などは連中には絶対わかるまい。
- どうせやるなら上手にやれ。