ねばる 意味
- 【粘る】
(1)やわらかでよく伸び,物にくっつきやすい状態である。
「このもちはよく―・る」
(2)あきらめずに根気よく続ける。
「最後まで―・って勝つ」「コーヒー一杯で閉店まで―・る」
‖可能‖ ねばれる
- ほねばる 【骨張る】 (1)骨が浮き出てごつごつしている。 「―・った手足」 (2)意地をはる。 「古藤の奴は少し―・り過ぎてる/或る女(武郎)」
- ねば 【粘】 (1)ねばりけがあること。また,ねばねばするもの。 (2)「粘土(ネバツチ)」に同じ。 ; 〔打ち消しの助動詞「ぬ」の仮定形「ね」(古語では打ち消しの助動詞「ず」の已然形「ね」)に接続助詞「ば」の付いたもの〕 (1)打ち消しの仮定条件を表す。もし…ないなら。 「朝までに雨が止ま―,外出は取りやめにしよう」 (2)(「ねばならぬ」の形で)…なければならない,…するのが当然だ
- ばる 〔動詞五[四]段型活用。動詞「はる(張)」が接尾語化したもの〕 (1)その様子が普通以上に顕著であるさまの意を表す。 「四角―・る」「格式―・る」 (2)その事を強く押し通すさまの意を表す。 「欲―・る」「気―・る」
- ねば-ねば ■一■ [1] (副)スル ねばりけがあって他の物につきやすいさま。「飴(アメ)で手が―する」 ■二■ [0] (名) ねばりけのあるもの。「納豆の―が嫌いだ」
- ねばねば ※一※ ① (副) ねばりけがあって他の物につきやすいさま。 「飴(アメ)で手が―する」 ※二※ ◎ (名) ねばりけのあるもの。 「納豆の―が嫌いだ」
- ねばねばと べたべたと
- おねば 【御根葉・大根葉】 〔「おおねば」の転〕 大根などの間引き菜。菜飯や雑炊などに入れる。 「そのちよきちよきで夕飯の―刻め/浄瑠璃・宵庚申(下)」 ; 【御粘】 (1)飯を炊いたとき,煮えたって釜の外にあふれでる白色のねばねばした汁。 (2)水を多くして炊いた飯から取った,ねばねばした汁。にぬき。
- お-ねば [2] 【御粘】 (1) 飯を炊いたとき,煮えたって釜の外にあふれでる白色のねばねばした汁。 (2) 水を多くして炊いた飯から取った,ねばねばした汁。にぬき。
- かわ-ねば カハ― [0] 【川粘・河粘】 川底に沈殿した粘質の土。荒壁の土として用いる。荒木田(アラキダ)土の類。川粘り。
- てねば 【手粘】 〔形容詞「てねばい」の語幹から〕 手の動作がのろいさま。仕事が遅いさま。 「今のすずきを―の者があらふかしておそい/狂言・鱸庖丁」
- て-ねば 【手粘】 (形動ナリ) (形容詞「てねばい」の語幹から) 手の動作がのろいさま。仕事が遅いさま。「今のすずきを―の者があらふかしておそい/狂言・鱸庖丁」
- ねばい 【粘い】 〔中世・近世の語〕 (1)ねばりけが多い。よくねばる。ねばっこい。 「この松脂を取り入れて,いかにも―・くあやかれとて/狂言・松脂」 (2)動作などが重く鈍い。のろのろしている。 「足元の―・いは三河者に極つたぞ/浄瑠璃・丹波与作(中)」 (3)手ごわい。 「何の―・い事はない/浮世草子・風流曲三味線」 〔現在でも,関西地方その他で用いられる〕 ﹛派生﹜——さ(名)
- ねばし 【粘し】 ⇒ねばい(粘)
- ねばな 【寝端】 寝入って間もないとき。寝入りばな。
- ねばり 【粘り】 (1)ねばること。ねばねばすること。また,その性質や程度。 「―のない餅」 (2)根気。また,物事をもちこたえる力。 「土俵際での―」