ひだり 意味
- 【左】
(1)空間を二分したときの一方の側。その人が北に向いていれば,西にあたる側。
⇔右
「―に曲がる」
(2)(人の)体で{(1)}の側。また,その側の手・足など。
⇔右
「―投げ」
(3)保守的な側に対し,既成の体制の変革をめざす側。左翼。
⇔右
「―がかった思想」
(4)〔杯を左手で持つからとも,鑿(ノミ)は左手で持つので,「鑿手」と「飲み手」とをかけたからともいう〕
酒好き。左党。
(5)同じ職掌の官を左右二つに分けた時の上位の方。
⇔右
「―の大臣も/源氏(賢木)」
(6)歌合わせ・相撲など左右に分かれてする競技で,左側の組。
「皆おしゆづりて―勝つになりぬ/源氏(絵合)」
- ひだりうち 【左打ち】 野球で,打者が左打席で打つこと。また,レフト方向に打つこと。
- ひだりがき 【左書き】 文字を左から右へ書き進めること。また,その書式。 ⇔右書き
- ひだりがな 【左仮名】 漢字の左側につける振り仮名。
- ひだりがわ 【左側】 左の方の側。さそく。 ⇔右側
- ひだりざま 【左様】 正しい道に反する・こと(さま)。左道(サドウ)。 「―なることを伊勢や日向のといひならはしたるなり/伊勢物語知顕抄」
- ひだりする 【左する】 左の方へ行く。 「道路二岐に分る…右すべくんば右し,―・すべくんば―・す/悪魔(独歩)」
- ひだりぜん 【左膳】 「夷膳(エビスゼン)」に同じ。
- ひだりづま 【左褄】 (1)和服の左の褄。 (2)〔左手で着物の褄を持って歩くことから〕 芸者の異名。 「―を取る(=芸者ニナル。芸者勤メヲスル)」
- ひだりて 【左手】 (1)左の手。 (2)左の方。 「向かって―の家」 ⇔右手
- ひだりとう 【左党】 酒の好きな人。左利(キ)き。さとう。
- ひだりなわ 【左縄】 (1)左縒(ヨ)りの縄。普通の縒り方とは逆で,祭事に使われるものに見られる。 (2)役に立たないもののたとえ。 「たまたまなひまする縄も―で,何の御用にも立ちませぬ/狂言・縄綯(虎寛本)」 (3)物事が逆になってうまくゆかないこと。不首尾。左前(ヒダリマエ)。 「かう―に成るからは父様のことも埒(ラチ)明かぬ/浄瑠璃・丹波与作(中)」
- ひだりねじ 【左螺子】 時計の針と反対の方向に回すと締まるねじ。右ねじでは緩む恐れのある回転部品の締め付けに用いる。
- ひだりまえ 【左前】 (1)和服の右衽(オクミ )を左衽の上に重ねる着方。死者の装束に用い不吉なものとされる。 (2) ◎③ 経済状態が悪くなってゆくこと。落ち目になること。 「事業が―になる」
- ひだりまき 【左巻(き)】 (1)時計の針が動く方向と反対に巻くこと。また,そのもの。 ⇔右巻き (2)知能が足りないこと。頭がおかしいこと。また,その人。
例文
- ひだりへ曲がってラグマンレーンへ
- 私はひだりへ曲がって ムーンシンガーレーンへ―
- ひだりい:「おなかがすいた」の意味。
- 名の由来は「左(ひだり)」。
- 和訓はひだりのおおいもうちぎみ/ひだりのおとど。
- 和訓はひだりのおおいもうちぎみ/ひだりのおとど。
- 1周の運行時間はみぎ回り/ひだり回り共に42分である。
- ひだりぺだ:左側。
- ひだりめ不動とも。
- 尚、ひだり回りの場合は方向幕のLED表示も反転表示となる。