ぶち 意味
- 【鞭】
「むち(鞭)」に同じ。
「―を打ち給へどもしりへしりぞきてとどまる/拾遺(哀傷詞)」
- 【打ち】
動詞に付いて,その意味を強める意を表す。また,激しい勢いでその動作をする意を表す。
「―まける」「―明ける」
〔音便の形をとって「ぶっ」「ぶん」となることもある〕
- 【斑・駁】
地色と異なる色をした部分が,所々にあること。主に動物の毛色についていう。まだら。
- いわ-ぶち イハ― [2] [0] 【岩淵】 切り立った岩に囲まれた淵。「山川のたぎつ―わきかへり深かりけりな底のこころは/続古今(恋一)」
- おし-ぶち [0] 【押し縁】 板などを上から押さえるために打ちつけた,細長い竹や木。
- おぶち 【尾駁】 青森県上北郡の六ヶ所村辺りをいう。尾駁沼がある。馬の産地として知られた。((歌枕))「陸奥(ミチノク)の―の駒ものがふには荒れこそ勝(マサ)れなつくものかは/後撰(雑四)」
- かぶち 【枸櫞】 ダイダイの一種。[本草和名] →かぶす
- かわ-ぶち カハ― [0] 【川縁】 川のふち。川ばた。かわっぷち。
- か-ぶち 【枸櫞】 ダイダイの一種。 [本草和名] かぶす
- がく-ぶち [0] 【額縁】 (1) 書画・写真などを入れて掲げるための枠。 (2) 窓・出入り口の周囲につける飾りの木。
- きん-ぶち [0] 【金縁】 縁が金または金色であること。また,そのもの。「―眼鏡(メガネ)」
- ぎん-ぶち [0] 【銀縁】 縁が銀または銀色であること。また,そのもの。「―眼鏡(メガネ)」
- くい-ぶち クヒ― [0] [2] 【食(い)扶持】 食べ物を買うための金。食費。食い分。「―を入れる」
- くろ-ぶち [0] 【黒駁】 馬や犬の毛色で,黒色の駁のもの。
- こぶち 【首打】 鳥や小獣の首を挟んで捕らえるわな。
- ごう-ぶち ガウ― [0] 【格縁】 格天井(ゴウテンジヨウ)の各区画(格間(ゴウマ))を構成する縦横に組んだ角材。
- さお-ぶち サヲ― [0] 【竿縁・棹縁】 天井板を支えるために天井板に直角に取り付ける細長い材。梁(ハリ)からつるし,両端を天井回り縁に取り付けてとめる。装飾を兼ねて,角木・丸太・竹などが使われる。「―天井」
- しこ-ぶち (名・形動ナリ) 粗野で,無骨な・こと(さま)。しこぶつ。「―にふるめきたる箱二つに/宇津保(祭の使)」