みおも 意味
- 【御母】
母または乳母を敬っていう語。
「―を取り,大湯坐(オオユエ),若湯坐(ワカユエ)を定めて/古事記(中訓)」
- 【身重】
妊娠していること。
「―の女性」「―の身」
- みおもい 【御思ひ】 天皇の喪に服する期間。諒闇(リヨウアン)。みものおもい。 「遂に以て―の際に/日本書紀(綏靖訓)」
- たたみおもて 【畳表】 藺草(イグサ)の茎を織り合わせて作ったござで,畳の表面に縫いつけるもの。
- みなみおもて 【南面】 (1)南に向いている方角。南側。 (2)邸宅の正面。南向きの正殿。
- みお 【澪・水脈・水尾】 〔「水の緒」の意〕 (1)内湾や河口付近で,砂泥質・遠浅の海底に沖合まで刻まれた浅い谷。水の流れの筋。小舟の航路となる水路。 (2)船の通ったあとに残る泡や水の筋。航跡。 「―を引く」
- うみお 【績麻】 青麻(アオソ)を裂いてつなぎ,糸としたもの。うみそ。
- かみお 【紙緒】 和紙を巻いて作った鼻緒。主に草履(ゾウリ)に用いる。
- くみお 【組緒】 「組紐(クミヒモ)」に同じ。
- みおぎ 【澪木】 「澪標(ミオツクシ)」に同じ。
- みおく 【見置く】 (1)あとを見届ける。最後まで見る。 「末に生まれ給ひて,心苦しう,おとなしうもえ―・かぬ事と,院のおぼしのたまひしを/源氏(匂宮)」 (2)前もって策を立てておく。 「娘どもあるべきさまに―・きて下りなむとす/源氏(蓬生)」 (3)見捨てておく。 「草枕旅寝の程もいかならん宿と―・きし常夏の花/続後拾遺(羇旅)」
- みおし 【御食】 飲食なさること。また,飲食物。 「―せむとす/日本書紀(神代上訓)」 ; 【水押・船首】 ⇒みよし(水押)
- みおや 【御祖】 親や先祖を敬っていう語。多く,母・祖母をさす。 「我が遠つ―の世に/日本書紀(孝徳)」
- みおり 【三節】 「三節の酒(ミキ)」の略。
- みお-ぎ ミヲ― [0] [2] 【澪木】 「澪標(ミオツクシ)」に同じ。
- みお-ぐい ミヲグヒ [2] 【澪杭】 「澪標(ミオツクシ)」に同じ。
- みお-すじ ミヲスヂ [2] [0] 【澪筋】 みおの道筋。みお。
例文
- 三面川(みおもてがわ)は、新潟県村上市を流れる河川。
- 芯材になる板状の畳床(たたみどこ)の表面を畳表(たたみおもて)でくるんで作る。
- 秋にサケが遡上することで有名な三面川(みおもてがわ)が村上市内を流れていることから、各旅館などでは、名物の各種サケ料理などを夕食時などに味わうこともできる。
- なお、補助多目的ダムであるアーチ式コンクリートダムは新潟県・三面川(みおもてがわ)の奥三面ダムや山口県・阿武川の阿武川ダム(重力式アーチダム)など非常に例が少ない。
- サケの回帰性に着目した越後国村上藩の下級武士、青砥武平治(あおと ぶへいじ)は、1808年(文化5年)に「種川の制」を敷き、三面川(みおもてがわ)にサケの産卵場所を設置した人工川を設けて、サケの自然増殖に努めた。