むが 意味
- 【無我】
(1)無心であること。我意がないこと。
「―の境」
(2)〔梵 anātman〕
あらゆる事物は現象として生成しているだけで,それ自体を根拠づける不変的な本質は存在しないとする仏教の根本的な思想。
→空(クウ)
- むがい 【無害】 害がない・こと(さま)。 ⇔有害 「人畜―」「人体に―な薬」 ; 【無涯】 はてしのないこと。限りのないこと。 ; 【無蓋】 蓋(フタ)のないこと。おおう屋根のないこと。 ⇔有蓋
- むがく 【無学】 (1)学問・知識のない・こと(さま)。 「―な人」「―の徒」 (2)〔仏〕 小乗仏教で,四果(シカ)を阿羅漢果(アラカンカ)まで修得し,もはや修行すべきことのなくなった位。また,その境地。 ⇔有学(ウガク)
- むがし 「うむがし」の転。 「白玉の五百つ集ひを手に結びおこせむ海人は―・しくもあるか/万葉 4105」
- むが・し (形シク) 「うむがし」の転。「白玉の五百つ集ひを手に結びおこせむ海人は―・しくもあるか/万葉 4105」
- むが-あい [2] 【無我愛】 私心を離れた純粋な愛。没我の愛。
- うむがし よろこばしい。めでたい。おむがし。 「―・しき事いそしき事を遂にえ忘れじ/続紀(天平一宣命)」
- うむがしむ うれしいと思う。喜ぶ。 「いそしみ―・み忘れ給はずとしてなも/続紀(天平勝宝一宣命)」
- うむがし・む (動マ四) うれしいと思う。喜ぶ。「いそしみ―・み忘れ給はずとしてなも/続紀(天平勝宝一宣命)」
- うむが・し (形シク) よろこばしい。めでたい。おむがし。「―・しき事いそしき事を遂にえ忘れじ/続紀(天平一宣命)」
- おうむがい 【鸚鵡貝】 〔殻口の部分がオウムのくちばしに似ているのでいう〕 頭足綱の軟体動物。古生代に栄えた三五〇〇種以上もの化石種が知られるが,現存するのはオウムガイ科の四種のみで「生きた化石」といわれる。古生代のものは殻がまっすぐか,「つ」の形に少し曲がったものが多く,次第に巻いた殻となった。現生種は平面に内巻きに巻く。殻径20センチメートルに達し,多くの隔室に分かれ,最外部の室に軟体動物が入って
- おむがし 「うむがし」に同じ。 「我が王(コニキシ)必ず君王(キミ)を―・しみせむ/日本書紀(神功訓)」
- おむが・し (形シク) 「うむがし」に同じ。「我が王(コニキシ)必ず君王(キミ)を―・しみせむ/日本書紀(神功訓)」
- かむがかり 【神懸かり・神憑り】 「かみがかり(神懸)」に同じ。 「火所焼き覆槽(ウケ)置せ―す/日本書紀(神代上訓注)」
- さむがり 【寒がり】 ひどく寒さに敏感であること。また,その人。 ⇔暑がり
- さむがる 【寒がる】 be sensitive to [complain of] the cold.
例文
- われわれは権力を憎むが法と秩序の必要は認める。
- 父は普通ビールを飲むが、今夜はワインを飲んだ。
- 折れるよりはたわむがまさる。
- 案ずるより産むが易しだよ。
- 私の両親は本や雑誌を読むが、私はもっと沢山読みます。
- 案ずるより産むが易し。
- 時勢に遅れないように、できるだけ多くの新聞を読むがよい。
- 彼は時々ワインをたしなむが、たいていはウイスキーを飲む。
- 彼はずいぶんと酒を飲むが、いつも酔っていないように見える。
- 審判の方をちらりと睨むが、審判は涼しい顔して鼻クソをほじっていやがった。