むごたらしい 意味
- 【惨たらしい・酷たらしい】
目をそむけたくなるほどひどい。残酷である。無慈悲である。むごらしい。
「焼け跡の―・い死体」「―・い目にあわせる」
﹛派生﹜——げ(形動)——さ(名)
- むご-たらし・い [5] 【惨たらしい・酷たらしい】 (形) [文] シク むごたら・し 目をそむけたくなるほどひどい。残酷である。無慈悲である。むごらしい。「焼け跡の―・い死体」「―・い目にあわせる」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)
- むごらしい 【惨らしい・酷らしい】 「むごたらしい(惨)」に同じ。
- あたらしい 【新しい】 〔「あらたし(新し)」の転。平安時代から現れる形〕 (1)今までにはなかったさまだ。初めてだ。 「―・い発明」「―・い経験」 (2)従来のものとは違っている。旧来のやり方を改めている。 「―・い企画」「―・い考え方」 (3)できたばかりだ。できてからあまり日時が過ぎていない。 「―・い洋服」「―・い法律」 (4)なまものが取れたばかりで,生き生きとしている。新鮮だ。
- たらしい 〔形容詞型活用。「ったらしい」の形でも用いる〕 名詞や形容詞・形容動詞の語幹に付いて形容詞をつくる。いかにもそのように感ぜられる,そのような性質が強いなどの意を表す。好ましくない場合に用いる。 「未練―・い」「貧乏っ―・い」「いやみっ―・い」「憎―・い」「長っ―・い」
- 惨たらしい 冷酷無残; 残酷; 残忍; 冷血; 酷たらしい; すさまじい; 物凄い; 物すごい; 悍ましげ; 恐ろしい; 惨忍; 惨憺たる; 手酷い; むごい; 凄惨; 無惨; 惨鼻; 惨酷; 残刻; 物凄まじい; 悍ましい; 惨たる; ものすごい; 悲惨; 酸鼻; 厳酷; 無慈悲; 酷い; おぞましい; 手ひどい; 惨烈; 冷酷無慚; 刻薄; 不人情; 酷らしい; もの凄まじい; ひどい; 悽惨; 苛酷
- 憎たらしい にくたらしい ⑤ いかにも憎らしい。「―・い小僧だ」[ヘボン(二版)] ﹛派生﹜——が・る(動ラ五[四])——げ(形動)——さ(名)
- 酷たらしい すさまじい; 物凄い; おぞましい; 物すごい; 惨烈; 悍ましげ; 惨たる; 悲惨; ものすごい; 酸鼻; 酷い; 無惨; 惨鼻; 凄まじい; 物凄まじい; 惨い; 悍ましい; 惨たらしい; 酷らしい; 恐ろしい; もの凄まじい; 悽惨; 惨憺たる; 凄い; 惨らしい; むごい; 凄惨; むごたらしい
- 長たらしい ながたらしい ⑤ いやになるほど長い。ながったらしい。 「―・い前置き」 ﹛派生﹜——さ(名)
- ごたいそうらしい 【御大層らしい】 ひどくもったいぶった様子である。 「―・い態度」
- 惨たらしい・酷たらしい むごたらしい ⑤ 目をそむけたくなるほどひどい。残酷である。無慈悲である。むごらしい。 「焼け跡の―・い死体」「―・い目にあわせる」 ﹛派生﹜——げ(形動)——さ(名)
- すいたらしい 【好いたらしい】 〔動詞「好く」の連用形に助動詞「た」「らしい」の付いた語か〕 好ましい。感じがよい。 「―・い正直な初心(ウブ)の方よ/社会百面相(魯庵)」
- ながたらしい 【長たらしい】 いやになるほど長い。ながったらしい。 「―・い前置き」 ﹛派生﹜——さ(名)
- にくたらしい 【憎たらしい】 いかにも憎らしい。「―・い小僧だ」[ヘボン(二版)] ﹛派生﹜——が・る(動ラ五[四])——げ(形動)——さ(名)
- まあたらしい 【真新しい】 見るからに新しい。全く新しい。 「―・い洋服」 ﹛派生﹜——さ(名)
- めあたらしい 【目新しい】 初めて見るような感じである。めずらしい。 「―・い試み」「―・い物にすぐとびつく」 ﹛派生﹜——さ(名)
例文
- 貴様には 最も むごたらしい死を与えてやる。
- 貴様には 最も むごたらしい死を与えてやる。
- 彼らの傷は 非常に むごたらしいものだったが それは 榴散弾が飛び散る経路に
- 彼らの傷は 非常に むごたらしいものだったが それは 榴散弾が飛び散る経路に
- 彼の妻の体にはむごたらしい傷跡があり、また恋人と友人を立て続けに亡くした経験を持つが、それも同じ出来事に関連した結果であった。
- 一連の混乱はむごたらしい白色テロを招き、フランス南部を中心に王政の支持者がナポレオンの支持者を殺戮するといった行為が発生した。
- ジャックとの取引により解放されるが、薬物その他によるむごたらしい拷問を受けていたため精神に異常をきたしており、ジャックに大きなショックを与えた。
- 退却路に沿って延々と続く、蛆の湧いた餓死者の腐乱死体や風雨に洗われた白骨が横たわるむごたらしい有様を、日本兵は「白骨街道」若しくは「靖国街道」と呼んだ。