むだ 意味
- 【無駄・徒】
(1)しただけの効果や効用のないこと。役に立たないこと。また,そのさま。無益。
「―をする」「―を省く」「努力が―になる」「―な骨折り」
(2)むだぐち。
「昇の―を聞ては可笑(オカ)しがつて/浮雲(四迷)」
﹛派生﹜——さ(名)
- むだい 【無代】 代金のいらないこと。無料。 「―進呈」 ; 【無題】 (1)題のないこと。また,そのもの。 (2)詩歌で,題詠でないもの。
- むだく 【抱く】 いだく。だく。 「上野(カミツケノ)安蘇のま麻(ソ)群(ムラ)かき―・き/万葉 3404」
- むだげ 【無駄毛・徒毛】 美容や化粧のじゃまになる,顔・えり足・足などの毛。 「―を剃(ソ)る」
- むだな もうからない; 無益; 徒労; むなしい; 無用; 結果の出ない
- むだに むなしく; 徒に; 徒らに
- むだば 【無駄歯】 歯車で,かみ合わせる歯の数以外に加える一枚の歯。相手を変えて歯の磨滅を平均化する。
- むだん 【無断】 許しを得ないこと。ことわらないこと。 「―で他人の物を借りる」「―欠勤」
- むだ・く 【抱く】 (動カ四) いだく。だく。「上野(カミツケノ)安蘇のま麻(ソ)群(ムラ)かき―・き/万葉 3404」
- むだ話 レトリック
- むだ足 無駄足
- むだ骨 無駄骨
- むだ-あし [0] 【無駄足・徒足】 出かけただけのかいがないこと。行くことが無駄に終わること。空足。「―をふむ」
- むだ-がき [0] 【無駄書き・徒書き】 「悪戯書(イタズラガ)き」に同じ。
- むだ-がね [0] 【無駄金・徒金】 使っただけの効果のあらわれない金。役に立たない金。むだぜに。「―を使う」
- むだ-ぐい ―グヒ [0] 【無駄食い・徒食い】 (名)スル (1) あいだ食い。間食。 [ヘボン(二版)] (2) 何の仕事もしないでただ食べるだけであること。徒食(トシヨク)。
例文
- 彼は、あらゆる努力をしたがむだだった。
- 私は彼を説得しようとしたがむだだった。
- 勉強しなければ学校へ行ってもむだだ。
- 彼女の愚痴は私をむだにいらだたせる。
- これ以上その問題を討論してもむだだ。
- 吸血鬼は睨むだけで人を金縛りにする。
- その作品は小説の新流派を生むだろう。
- 彼女を誘惑しようとしたがむだだった。
- 天気についてぐちをこぼしてもむだだ。
- 彼はアメリカへいったがむだではなかった。