もう 意味
- 【申】
〔「まうす(申)」の略〕
⇒ものもう(物申)
⇒あんないもう(案内申)
- (1)勢いがさかんである・こと(さま)。
「勢(イキオイ)―に/婦系図(鏡花)」
(2)たけだけしい・こと(さま)。
「威ありて―ならず/花柳春話(純一郎)」
(3)(「猛に」の形で)程度のはなはだしいさま。たいへん。
「―に違ふといふは何ごとにや/かたこと」
- 【毛】
(1)尺貫法の長さ・重さの単位。厘の一〇分の一。
(2)金銭・歩合・割合の単位。厘の一〇分の一。
「日歩二銭四厘七―」「打率二割六分九厘二―」
- 【盲】
両眼ともに視覚が重度に障害されている状態。強度の視野障害も含む。
- ※一※ (副)
(1)時間や程度が,ある基準や節目を超えることを表す。もはや。
「―あれから一年たつ」「―三時を過ぎた」「―これ以上食べられない」
(2)時間や場所にある基準点を定めて,それに近づくことを表す。まもなく。
「―そろそろ頂上だ」「駅は―すぐそこだ」「―着くころだ」
(3) ◎
すでにある基準や状態に達しているのに,さらに加える意を表す。さらに。
「―一杯飲もう」「―少し右へ寄って」「―一度やってみよう」
※二※ (感)
(1)ある感情や感動が高まったときに用いられる語。
「―,最高だわ」「―,悲しくて悲しくて」「―,ほんとにすごいんだ」
(2)やや非難・叱責の気持ちをこめていう語。
「―,何度言っても聞かないんだから」「ひどいんだから,―」
〔歴史的仮名遣いを「まう」とする説もある〕
- もう-もう マウマウ [0] 【惘惘】 (ト|タル) [文] 形動タリ 気が抜けてぼんやりしたさま。「―としたる浪子の顔を/不如帰(蘆花)」
- おもう-おもう オモフオモフ 【思ふ思ふ】 (副) 思いながら。思いつつ。「重ねてのたまへれば,苦しと―参りぬ/源氏(若菜下)」
- もうこ-ずもう ―ズマフ [4] 【蒙古相撲】 モンゴルで行われている相撲。ジドックという競技用の服をつけ,膝から上が地につけば負けとなる。土俵はない。パリルドホ。
- もうし-もうし マウシマウシ 【申し申し】 (感) (「もうし」を重ねた語) 人に呼びかける時に用いる語。もしもし。「よいつれぢや程に言葉をかけう,―/狂言・宗論」
- もうもう 【耄耄】 老いぼれたさま。 「―に耳もおぼおぼしかりければ/源氏(若菜上)」 ; ※一※ (副) 牛の鳴き声を表す語。 「牛が―(と)鳴く」 ※二※ (名) 牛をいう幼児語。 ; 【惘惘】 気が抜けてぼんやりしたさま。 「―としたる浪子の顔を/不如帰(蘆花)」 ; 【濛濛・朦朦】 ※一※ (ト|タル) (1)霧・煙・砂ぼこり・湯気などが一面に立ちこめるさま。
- ああ、もう いやもう
- あもう 【阿蒙】 ⇒呉下(ゴカ)の阿蒙(アモウ)
- あ-もう [1] 【阿蒙】 呉下
- いく-もう [0] 【育毛】 (髪の)毛を発育させること。「―剤」
- いち-もう 【一毛】 (1) [0] 一本の毛。転じて,非常に軽いもの。「九牛(キユウギユウ)の―」 (2) [2] 尺貫法の長さ・重さ,貨幣の単位。一厘(リン)の一〇分の一。 毛
- いん-もう [0] 【陰毛】 陰部に生える毛。恥毛。しものけ。ヘア。
- うもう 【羽毛】 鳥類の体の表面に生える毛の一種。表皮の変形したもので,皮膚の保護や保温に役立ち,一年に一,二回抜けかわる。
- う-もう [0] 【羽毛】 鳥類の体の表面に生える毛の一種。表皮の変形したもので,皮膚の保護や保温に役立ち,一年に一,二回抜けかわる。
- おもう 【思う・想う】 (1)物事に対してある感情や意識をもつ。(ア)心に浮かべる。また,想像する。 「―・ったままを書く」「―・っていた通りの人」「春を―・わせるような日」(イ)希望する。願う。「ヨーロッパへ行きたいと―・っている」(ウ)恋い慕って,頭に思い浮かべる。「私の彼女を―・う気持ちに偽りはない」「私のことを―・ってくれる人」(エ)心配して,頭に思い浮かべる。思いやる。「子を―・う親の心
例文
- ワインもう一本買ってくればよかったね。
- もう八月で夏休みも終わろうとしている。
- もうこの案に決まったということですか。
- その人は私のえりもとをつかもうとした。
- もう今日の新聞は読んでしまいましたか。
- そしてもう一つは疑わしい結論を出した。
- もうこれ以上独りでいたくなかったんだ。
- 出かける前にお茶をもう一杯飲みたいな。
- 「そろそろ髪切りたいな」「え、もう?」
- その知らせを聞いてとてもうれしかった。