らくだ 意味
- 【落堕】
(1)僧が戒律を破って,妻帯すること。
「寿桂といふ坊主―し,…比丘尼(ビクニ)を妻に持ちて/咄本・醒睡笑」
(2)僧が還俗(ゲンゾク)すること。
「―スル/日葡」
- 【駱駝】
(1)ラクダ科の哺乳類のうち,ヒトコブラクダとフタコブラクダをさす。肩高2メートル内外ほどの大形草食獣。背のこぶに養分を貯蔵し,鼻孔を閉じることができる。足の裏は丸く広がった肉質部があって砂の上を歩くのに適し,長時間水を飲まずにいられるなど,砂漠の生活によく適応した体をもつ。家畜化の歴史は古く,古代より「砂漠の船」とよばれて乗用・運搬用に使われ,毛・皮・肉・乳も利用された。北アフリカ・西アジア・モンゴルなどに分布する。
(2)ラクダの毛から製する繊維。柔らかく温かいので冬の肌着・コートなどとする。
「―のシャツ」
(3)近世,形ばかり大きく品質の劣るもの。
「にしやあおれをば―のさつま芋だと思ふか/歌舞伎・御国入曾我中村」
(4)落語の一。河豚(フグ)で死んだ「駱駝の馬」という無頼漢の兄弟分が,通りかかった屑屋をおどして死骸を踊らせて大家などを強請(ユス)るが,酔いのまわった屑屋に逆におどされる。二人で死骸を入れた樽をかついで焼場に行くが途中で死骸を落とし,願人坊主を間違えて樽に入れる。
- はらくだし 【腹下し】 (1)下痢(ゲリ)をすること。はらくだり。 (2)下剤。
- はらくだり 【腹下り】 下痢(ゲリ)。はらくだし。
- らくだい 【落第】 (1)試験や審査に合格しないこと。不合格。 ⇔及第 (2)上級の学年に進級できないこと。原級にとどまること。﹝季﹞春。 「出席日数が足りなくて―する」「―生」「―点」 (3)一定の水準に達しているとは認められないこと。 「衛生面で―の店」「経営者としては―だ」 ; 【落題】 題意をよみ落とした和歌・俳句。
- らくだいろ 【駱駝色】 やや灰色がかった黄赤。キャメル。
- らくだずみ 【駱駝炭】 「土竈炭(ドガマズミ)」に同じ。
- らくだつ 【落脱】 「脱落」に同じ。
- らくだ色 駱駝色
- らくだ-いろ [0] 【駱駝色】 やや灰色がかった黄赤。キャメル。
- らくだ-ずみ [3] 【駱駝炭】 「土竈炭(ドガマズミ)」に同じ。
- からくだもの 【唐果物】 平安時代に唐から伝わった製法の菓子。米の粉や小麦粉に甘蔓(アマズラ)を加えてこね,果物の形にして,油で揚げたもの。木に飾ったりした。唐菓子(トウガシ)。 「―の花いと異なり/宇津保(吹上・上)」
- じゅらくだい 【聚楽第】 豊臣秀吉が京都に造営した城郭風の邸宅。1587年完成。荘厳・華麗をきわめ,桃山文化の代表的建造物であったが甥の秀次の死後破却された。じゅらくてい。
- くだ 【管】 (1)断面が円形で,中が空になっている細長いもの。普通,液体や気体を通すのに用いる。 「ゴムの―で水を吸い上げる」 (2)機(ハタ)を織るとき,緯(ヨコ)糸を巻きつける芯(シン)。 (3)糸繰り車のつむに差して,糸を巻きつける軸。 (4)「管の笛(フエ)」に同じ。 「吹き鳴せる―の音も/万葉 199」 ――を用いて天を窺(ウカガ)う 〔荘子(秋水)〕 細い管の穴から天
- らく 【楽】 ※一※ ② (名・形動) (1)身も心もやすらかな・こと(さま)。安楽。 「親に―をさせる」「―隠居」 (2)ゆっくりくつろぐこと。身も心もゆったりしていること。また,そのさま。 「気が―になる」「どうぞお―に」「―な気持ちで試験を受ける」 (3)経済的にゆたかな・こと(さま)。 「―な暮らし」 (4)簡単でやさしいこと。苦労しないこと。また,そのさま。 「旅行が―に
- くだ-くだ [1] (副) 長々とまとまりなく述べるさま。くどくど。「―(と)説明する」
- らく-らく [3] [0] 【楽楽】 (副) (多く「と」を伴って) (1) ゆったりとしていて気楽なさま。「―と手足を伸ばす」「十兵衛…雨の降る日も風の夜も―として居りまする/五重塔(露伴)」 (2) たやすく物事を行うさま。やすやす。「一時間で―行ける」「―と解決する」
例文
- 最後のわら一本がらくだの背骨を折る。
- 砂漠ではらくだは移動の手段として車より重要だ。
- 彼女はらくだに乗った。
- このらくだは人によくなれているからだれが乗っても大丈夫です。
- 富んでいるものが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通る方がもっと易しい。
- おっ。 やあ 平介君。 しばらくだな。
- ああ諸君 ごきげんいかが しばらくだね
- しばらくだな 兄弟 どう生き延びてる?
- 「らくだが針の穴を通る方がまだ易しい」
- 君に会えて良かった しばらくだったね