ろん 意味
- 【論】
(1)ものの道理を述べること。意見。所説。
「―を展開する」「―が分かれる」「芸術―」「人生―」
(2)意見をたたかわすこと。議論すること。
「―をたたかわす」「互ひの―は槻弓(ツキユミ)の力及ばぬことなれば/謡曲・錦戸」
(3)漢文の文体の一。事理の正否について自分の意見を述べるもの。
――より証拠(シヨウコ)
物事を明らかにするには,議論をするより証拠を出した方が早い。
――を俟(マ)たない
ことさら論ずるまでもない。言うまでもない。
- べろん-べろん [0] (形動) ひどく酒に酔っているさま。べろべろ。ぐでんぐでん。「―になるまで飲む」
- いみ-ろん [2] 【意味論】 (semantics) (1) (言) 言語の意味現象を研究する分野。意味の本質探究,意味構造の分析,意味変化の原因・類型の分析などを行う。意義学。 (2) (論) 記号論の一分科。記号とそれが指し示す対象や事態との間の関係を取り扱う。特に論理学では,記号の解釈と真理概念を扱う分野を指す。 構文論 語用論
- いろん 【異論】 別の意見。異なった論。異議。 「―を差しはさむ」「計画案に―を唱える」
- い-ろん [0] 【異論】 別の意見。異なった論。異議。「―を差しはさむ」「計画案に―を唱える」
- うろん 【胡乱】 〔「う」「ろん」ともに唐音〕 (1)疑わしく怪しい・こと(さま)。胡散(ウサン)。 「―な男」 (2)不確実であること。あやふやなこと。また,そのさま。胡散。 「―の言辞」 (3)みだりがわしいこと。勝手気ままなさま。乱雑。 「―に扁舟を把(ト)つて繋住す/山中人饒舌」 〔昔,胡(エビス)が中国に侵入したとき,住民があわてふためいて避難したことから生じた語という〕
- う-ろん [0] 【胡乱】 (名・形動) [文] ナリ (「う」「ろん」ともに唐音) (1) 疑わしく怪しい・こと(さま)。胡散(ウサン)。「―な男」 (2) 不確実であること。あやふやなこと。また,そのさま。胡散。「―の言辞」 (3) みだりがわしいこと。勝手気ままなさま。乱雑。「―に扁舟を把(ト)つて繋住す/山中人饒舌」 (昔,胡(エビス)が中国に侵入したとき,住民があわてふためい
- かい-ろん カヒ― 【買ひ論】 遊女を買うについての客どうしの言い争い。「遊女の―夜昼のわかちもなく/浮世草子・一代男 5」
- かく-ろん [0] 【確論】 (1) 根拠のあるたしかな議論。定論。 (2) 他人の意にそむき,あらそうこと。 [色葉字類抄]
- かち-ろん [2] 【価値論】 (1) (axiology) 倫理的・美的・宗教的価値についての研究。価値判断に立ち入って普通妥当的価値などを定立する規範的立場と,価値に関する概念や命題を分析するメタ規範的立場とがある。価値哲学。 (2) 商品の価値の本質,価値の形態,価値形成過程など,価値をめぐるマルクス経済学上の理論。
- かつ-ろん 【勝論】 バイシェーシカ学派
- かろん 【歌論】 和歌に関する理論や評論。特に,和歌の本質・要素・分類・修辞・語法などに関する論。
- かわ-ろん カハ― [2] 【川論】 江戸時代,川の水利をめぐる論争。
- か-ろん [0] [1] 【歌論】 和歌に関する理論や評論。特に,和歌の本質・要素・分類・修辞・語法などに関する論。
- がい-ろん [0] 【概論】 (名)スル 全体を通した大体の内容を要約して述べること。また,述べたもの。「文学―」「現下の情勢を―する」
- がろん 【画論】 絵画に関する論評や理論。特に,絵画の本質・構成・色彩などに関する論。絵画論。
例文
- あなたはもちろん私達の味方だと思った。
- もちろん私はそのパーティーに行きます。
- もちろん利潤は生産費を上回るべきです。
- 「一緒にいいかい」「もちろんいいとも」
- もちろん、じょうずに車を運転できます。
- 砂浜でいろんな貝を拾うのは実に楽しい。
- でも、もちろん、ずっと昔のことだけど。
- 私たちはかなりいろんな所を訪ねました。
- その男の子はころんでひざをすりむいた。
- あなたはもちろん参加するものと思った。