わたくしする 意味
- 【私する】
(1)公のものを自分のものにする。公のものを個人の目的のために使う。
「公金を―・する」「土地人民を―・し/民権自由論(枝盛)」
(2)勝手な振る舞いをする。
「われも随分精出して,御奉公に―・すな/浄瑠璃・廿四孝」
- わたくし 【私】 ※一※ (名) (1)自分自身に関すること。個人的なこと。 「公と―の区別」 (2)自分だけの利益や都合を考えること。自分勝手。私利私欲。 「―のない誠実な人」 (3)内密にすること。 「このことは―に願います」 ※二※ (代) 一人称。男女ともに丁寧な言い方として,多く目上の人に対するときやあらたまった場面などで用いられる。 「―は山下と申します」「―もお供いたし
- わたくしだ 【私田】 ⇒しでん(私田)
- わたくしめ 小生
- わたくし-あめ [5] 【私雨】 せまい範囲だけに降る雨。局地的に降る雨。昔から,箱根・比叡・丹波などのものが有名。
- わたくし-がね [0] 【私金】 個人の金。へそくった金。「われらが―三百五十両/浮世草子・胸算用 2」
- わたくし-ごと [0] 【私事】 (1) 自分ひとりだけに関係のあること。個人的なこと。 公事 「―で恐縮ですが」 (2) 隠し事。
- わたくし-ざま 【私様】 (名・形動ナリ) 私事に関する方面。うちうち。 公様 「―のかかるはかなき御遊びも/源氏(絵合)」
- わたくし-だ [4] 【私田】 しでん
- わたくし-づれ 【私連れ】 (代) (「づれ」は接尾語) 一人称。「わたくし」を卑下した言い方。わたくしのようなもの。「―に御用はござりますまいが/狂言・二人大名(虎寛本)」
- わたくし-ども [5] 【私共】 (代) (「ども」は接尾語) (1) 一人称。「わたくし」をへりくだって言う語。「自分の店」「自分の会社」の意にも使う。手前ども。「―では取り扱っておりません」 (2) 「わたくし」の複数形。「わたくしたち」よりも古風な言い方。
- わたくし-もの [0] 【私物】 (1) その人個人の物。私物(シブツ)。 (2) 大事に秘蔵して公にしないもの。「この君をば―におぼほしかしづき給ふこと限りなし/源氏(桐壺)」
- わたくし-りつ [4] 【私立】 (同音の「市立」との混同を防ぐための読み方) しりつ
- わたくしあめ 【私雨】 せまい範囲だけに降る雨。局地的に降る雨。昔から,箱根・比叡・丹波などのものが有名。
- わたくしがね 【私金】 個人の金。へそくった金。 「われらが―三百五十両/浮世草子・胸算用 2」