グレシャムのほうそく 意味
- グレシャムが主張した「悪貨は良貨を駆逐する」という原則。品位量目の違う二種の貨幣に,同一の名目価格をつけて流通させる時,実質価値の高い貨幣は蓄蔵されたり,地金として使用されたりして市場から姿を消し,実質価値の低い貨幣のみ残るというもの。
- グレシャム-の-ほうそく ―ハフソク 【―の法則】 グレシャムが主張した「悪貨は良貨を駆逐する」という原則。品位量目の違う二種の貨幣に,同一の名目価格をつけて流通させる時,実質価値の高い貨幣は蓄蔵されたり,地金として使用されたりして市場から姿を消し,実質価値の低い貨幣のみ残るというもの。
- グレシャムの法則 グレシャムのほうそく
- グレシャム 〖Thomas Gresham〗 (1519頃-1579) イギリスの貿易商人。王室財務官。エリザベス一世時代に王室為替取引所を設立,貨幣改鋳を行なった。「グレシャムの法則」で有名。
- オームのほうそく 一定の導体に流れる電流は電圧に比例し,抵抗に反比例するという法則。
- グリムのほうそく インド-ヨーロッパ祖語からゲルマン語が生じる過程にみられる,三系列の子音群の音韻変化の法則。グリム{(1)}が1822年に「ドイツ文法」の中で発表。
- シャルルのほうそく 気体の体積は一定圧力のもとでは,摂氏一度の温度上昇によって,摂氏〇度での体積の二七三分の一ずつ増加する,あるいは,気体の体積はその絶対温度に比例するという法則。1787年シャルルが発見。1802年ゲイ=リュサックが各種の気体について測定して完全なものにしたので,ゲイ=リュサックの法則ともいう。 →ボイル-シャルルの法則
- ルシャトリエのほうそく 化学平衡にある系の状態を決定する変数(温度・圧力・成分濃度など)のどれか一つが変化すると,その変化の効果を小さくする方向に反応が進み,系は新しい平衡状態に達する,という法則。一九世紀末ル=シャトリエとブラウンが提出。平衡移動の法則。ル=シャトリエの原理。ル=シャトリエ-ブラウンの法則。
- セー-のほうそく フランスの経済学者セーにちなむ経済学の命題。貨幣を交換の単なる媒介手段とみなし,生産物の供給はそれ自らの需要を生み出す,とする。全般的な過剰生産を否定。古典学派の中心的説であったが,ケインズにより批判された。 →セー
- ボイルシャルルのほうそく ボイルの法則とシャルルの法則から得られる法則で,気体の体積は圧力に反比例し絶対温度に比例するという法則。ただし実在の気体はわずかながらこの法則からずれた性質を示し,厳密にこの法則に従う仮想的な気体を理想気体という。
- こうかのほうそく 【効果の法則】 〔心〕 試行錯誤による学習で,満足すべき結果をもたらす行動はその場面との結合が強められるために起こりやすくなり,他の無駄な行動は起こりにくくなるという法則。アメリカのソーンダイクが唱えた。
- ぶんりのほうそく 【分離の法則】 雑種第一代において,両親から受け継いだ一対の対立遺伝子が融合せず,配偶子形成の際に分離し,それぞれの配偶子に受け継がれること。 →メンデルの法則
- ガウスのほうそく クーロンの法則を時間変化のある場合に一般化した法則。電場については,電場内の閉曲面を貫く電気力線の本数は,その閉曲面内の電荷量に比例するという法則。これを一般化してベクトル場の関係式としたものは,ガウスの定理と呼ばれる。
- キュリー-のほうそく 常磁性体の磁化率は絶対温度に反比例するという法則。ピエール=キュリーにより実験的に発見された。キュリー・ランジュバンの法則。
- ケプラー-のほうそく ケプラーが発見した惑星の運動に関する三つの法則。第一法則「惑星は太陽を一つの焦点とする楕円軌道を描く」(楕円軌道の法則),第二法則「太陽と惑星を結ぶ直線(動径)は一定時間に常に一定面積を描く」(面積速度一定の法則),第三法則「惑星の公転周期の二乗と太陽からの平均距離の三乗とは比例する」(調和の法則)。
- スネルのほうそく 光が二つの媒質の境界面で屈折するとき,入射角の正弦と屈折角の正弦との比(屈折率)は一定で,その値は二つの媒質のみによって定まるという法則。屈折の法則。光をはじめ一般の進行波の場合に成立する。屈折の法則。