フクシン 意味
- 〖fuchsine〗
最も古くから用いられてきた塩基性合成染料。緑色の金属光沢のある結晶で,水・エタノールに溶けて赤紫色を呈する。アニリン・トルイジンとその塩酸塩から合成され,各種繊維の染色,生体染色,印刷インクの製造のほか,アルデヒドなどの分析試薬として用いられる。唐紅(トウベニ)。マゼンタ。ローズアニリン。
- フクシア 〖(ラテン) Fuchsia〗 アカバナ科の低木。中南米に約一〇〇種が分布。交配・改良種を園芸植物として観賞。葉は卵形。枝先の葉腋(ヨウエキ)の花柄に花をつけ垂れ下がる。萼(ガク)は筒状で上半が四裂し,紅・紫・白など。花弁は四個。雄しべ・雌しべが長く突き出る。釣浮草(ツリウキソウ)。ホクシャ。
- フクシャ ホクシャ; 赤紫色; フクシア
- テンシンフクトウ 天津鞴韜
- ビャクシン 柏槙; 杜松; ネズ
- ボクシング 〖boxing〗 両手にグローブをはめ,互いに相手のベルト以上の上体を打ち合い,判定やノックアウトで勝敗を決する競技。約6メートル四方のロープをめぐらしたリング上で体重別階級に分けて行う。古代オリンピックでも正式種目とされていた。近代ボクシングは一九世紀末イギリスで成立。拳闘。
- ビャクシン属 ネズミサシ属の樹木
- プロ-ボクシング [3] (professional boxing) 競技者が職業として行うボクシング。
- アウトボクシング 〖outboxing〗 ボクシングで,相手との距離をとり,足を使って攻撃を加える戦法。 ⇔インファイト
- アウト-ボクシング [4] 〖outboxing〗 ボクシングで,相手との距離をとり,足を使って攻撃を加える戦法。 インファイト
- イブキビャクシン 伊吹柏槙
- キックボクシング 〖kickboxing〗 足けりやひじ打ち・頭突きなどが認められているボクシング。タイ式ボクシングを日本で変形したもの。
- キック・ボクシング kick boxing.
- キック-ボクシング [4] 〖kickboxing〗 足けりやひじ打ち・頭突きなどが認められているボクシング。タイ式ボクシングを日本で変形したもの。
- シャドー-ボクシング [4] 〖shadowboxing〗 ボクシングで,相手がいるものと仮想して一人で打ち合いの練習をすること。
- タクシングをする ゆっくり進む; タクシーングをする
例文
- マゼンタ、フクシン)に因んでマゼンタと名付けられた。
- 唐紅はフクシアの花の色に因んでフクシンとも言われることがある。
- サフラニンまたはフクシンなどの赤色色素で1分程度染色する(対比染色)。
- フクシンは塩基性と酸性が存在し、PAS反応には塩基性フクシンが用いられる。
- フクシンは塩基性と酸性が存在し、PAS反応には塩基性フクシンが用いられる。
- フクシン(fuchsin)はコラーゲン、平滑筋、ミトコンドリアなどの染色へ使う事ができる。
- ギムネッツ染色法におけるフクシン (fuchsine) の対比染色としてマラカイトグリーンが使用される。
- クリスタルバイオレットやゲンチアナバイオレットで染色し、ヨウ素溶液で媒染した後、アルコールで脱色し、その後フクシンまたはサフラニンで対比染色を行う。
- ベッドサイドや臨床検査部などではヨウ素処理と脱色を一つの液にまとめ、サフラニンをフクシンに代えた迅速法(商品名フェイバーGなど)が用いられることが多い。
- そのほかにフクシアの花の色にちなんで名づけられたものが、アニリン染料のフクシンであり、このフクシンの色は後にマゼンタと名づけられたため、フクシャとマゼンタはしばしば同一視される。