マグネシウム 意味
- 〖magnesium〗
金属元素の一。2 族に属するが,普通,アルカリ土類に入れない。元素記号 Mg 原子番号一二。原子量二四・三一。菱苦土(リヨウクド)石・ドロマイト・滑石などを主鉱物として産出。海水中には陽イオンとしてナトリウムに次いで多量に含まれる。クロロフィルの中心金属イオンになるなど,生物体にとって必須の微量元素。精製されたものは銀白色で展性に富む。強い光を放って燃え,また,多くの金属酸化物を還元する。ゲッター・還元剤のほか,軽合金の成分として用いられる。
- えんか-マグネシウム ―クワ― [7] 【塩化―】 化学式 MgCl 2 潮解性のある無色の結晶。通常,六水和物として存在する。海水中に0.5パーセント含まれる。海水から食塩をとる際,副産物として得られる苦汁(ニガリ)の主成分。金属マグネシウムの原料となる。 苦汁
- さんか-マグネシウム ―クワ― [7] 【酸化―】 マグネシウムを酸素中で燃焼させたときに生じる白色粉末状の固体。化学式 MgO 高温用炉材や坩堝(ルツボ)・セメントなどの製造に用い,胃腸薬など医薬に使うほか白色の標準物質に用いる。苦土。マグネシア。
- マグネシウム合金 マグネシウムごうきん; エレクトロン
- 塩化マグネシウム えんかマグネシウム
- 炭酸マグネシウム たんさんマグネシウム
- 硫酸マグネシウム りゅうさんマグネシウム
- 酸化マグネシウム さんかマグネシウム; マグネシア
- えんかマグネシウム 化学式 MgCl2 潮解性のある無色の結晶。通常,六水和物として存在する。海水中に0.5パーセント含まれる。海水から食塩をとる際,副産物として得られる苦汁(ニガリ)の主成分。金属マグネシウムの原料となる。 →苦汁
- さんかマグネシウム マグネシウムを酸素中で燃焼させたときに生じる白色粉末状の固体。化学式 MgO 高温用炉材や坩堝(ルツボ)・セメントなどの製造に用い,胃腸薬など医薬に使うほか白色の標準物質に用いる。苦土。マグネシア。
- たんさんマグネシウム マグネシウムの炭酸塩。化学式 MgCO3 加熱により二酸化炭素と酸化マグネシウムとに分解する。医薬・歯磨き粉に用いる。天然には菱苦土(リヨウクド)石として産出し,耐火煉瓦の原料となる。
- たんさん-マグネシウム [8] 【炭酸―】 マグネシウムの炭酸塩。化学式 MgCO 3 加熱により二酸化炭素と酸化マグネシウムとに分解する。医薬・歯磨き粉に用いる。天然には菱苦土(リヨウクド)石として産出し,耐火煉瓦の原料となる。
- りゅうさんマグネシウム 酸化マグネシウムを硫酸に溶かした溶液を濃縮して得られる無色結晶。化学式 MgSO4 海水から得るにがりの成分の一。水に溶けやすく,苦みがある。その七水和物は古くから瀉利(シヤリ)塩といわれ,下剤に用いられた。媒染剤,紙の充填(ジユウテン)剤,耐火綿布製造などに用いる。硫苦。
- りゅうさん-マグネシウム リウ― [8] 【硫酸―】 酸化マグネシウムを硫酸に溶かした溶液を濃縮して得られる無色結晶。化学式 MgSO 4 海水から得るにがりの成分の一。水に溶けやすく,苦みがある。その七水和物は古くから瀉利(シヤリ)塩といわれ,下剤に用いられた。媒染剤,紙の充填(ジユウテン)剤,耐火綿布製造などに用いる。硫苦。
- ステアリン-さん-マグネシウム [11] 【―酸―】 ステアリン酸のマグネシウム塩。白色の滑らかな粉末。加圧して錠剤を製造する際に,製剤しやすくするために添加される。
- マグネシウムごうきん マグネシウム合金