地直し 意味
- じなおし
衣服の形崩れを防ぐために,裁断の前に布目を正したり,耳のつれを伸ばしたりすること。地伸し。地詰め。シュリンク。
- 直し なおし ③② (1)直すこと。修繕すること。修理。 「まだ―がきく」「―に出す」 (2)直して正しくすること。訂正。 「―の多い作文」 (3)「直し味醂(ミリン)」の略。 (4)「直し酒」の略。 (5)器物などの修繕を業とする者。 「―よとよべば錠まへはらをたち/柳多留 16」 (6)江戸時代遊郭で,客が時間を延長して遊ぶこと。 「新川の出番で―になりやした/咄本・無事志有
- 産地直売 さんちちょくばい ① 卸売市場を介在させないで生産者が消費者に生産物を販売すること。
- 産地直結 さんちちょっけつ ① 卸売市場の介在なしに,直接生産者と消費者が結びついていること。無農薬野菜の共同購入などについていわれる。
- 産地直送 さんちちょくそう ① (1)大規模小売店などが,流通の合理化のために産地と直接取引し,生鮮食料品などを直接仕入れること。 (2)消費者が生産者と直接取引を行なって生産物を手に入れること。
- し直し やり直し
- 世直し よなおし ② (1)世の中を改め,新しい世にすること。特に,江戸中期以降から明治初年まで,貧困からの解放と救済を求めた農民や都市住民の世直し一揆や打ちこわしなどをいう。 (2)縁起なおし。 「一年のうちに二度も正月を迎へて,―といふことをやつた/夜明け前(藤村)」 (3)地震・雷鳴のときに唱える呪文。 「― ―桑原と,生たる心地はなかりけり/浄瑠璃・日本振袖始」
- 中直し なかなおし 仲直りをさせること。仲裁。 「人トケンカシテイル所エ別ノ人ガツキ合ウテ,―ヲメサレタニヨッテ/コリャード懺悔録」
- 出直し でなおし ◎ 出なおすこと。 「一から―する」
- 取直し 取り直し
- 口直し くちなおし ③◎ まずい物や苦い薬などを口にしたあとで,その味を消すために別の物を食べたり飲んだりすること。また,その飲食物。
- 墨直し すみなおし ③ 石碑などの字にさした墨が風雨であせたのを,新しく墨をさして直すこと。
- 字直し じなおし ② 文字を絵に直す遊び。江戸中期に流行。
- 帯直し おびなおし ③ 「帯解き」に同じ。
- 弟直し おとうとなおし ⑤ 夫を亡くした女性が,亡夫の弟と再婚すること。
- 手直し てなおし ② 不完全な部分を直すこと。修正。 「脚本を―する」