幽斎 意味
- 細川幽斎 ほそかわゆうさい (1534-1610) 安土桃山時代の武将・歌人。名は藤孝。三淵晴員の子。細川元常の養子。忠興の父。剃髪して玄旨・幽斎と号す。はじめ足利家のち織田信長・豊臣秀吉・徳川家康に仕える。和歌を三条西実枝に学び,古今伝授を受け,二条派の正統を継承。近世歌学の祖と称さる。著「聞書全集」「耳底(ジテイ)記」「詠歌大概抄」
- 幽愁 ゆうしゅう ◎ 深い物思い。深い憂い。 「―を催す」「―の美に酔ふばかりであつた/ふらんす物語(荷風)」
- 幽思 ゆうし ① 深く静かな思い。
- 幽明 ゆうめい ◎① (1)暗いことと明るいこと。 (2)死の世界である幽界とこの世。冥土と現世。 ――相隔(アイヘダ)・つ 「幽明界(サカイ)を異(コト)にする」に同じ。 ――界(サカイ)を異(コト)にする 幽界と顕界(ゲンカイ)(=現世)に分かれる。死別する。幽明相隔つ。
- 幽微 ゆうび ① ごくかすかで微妙であること。神秘的で知りがたいこと。また,そのさま。 「そのさま清明にして而も―に,譬へば霞を以て顔料となし/即興詩人(鴎外)」
- 幽暗 ゆうあん ◎ 奥深く暗い・こと(さま)。 「―な拝殿の奥の神鏡のように/朱雀日記(潤一郎)」
- 幽径 ゆうけい ◎ 奥深いこみち。
- 幽林 ゆうりん ◎ 奥深くひっそりした林。 「―蔭を穿つとき/天地有情(晩翠)」
- 幽庵焼{(き)}・柚庵焼{(き)} ゆうあんやき ◎ 〔江戸時代の茶人,北村祐庵が創案したことから〕 ユズの香りをつけたたれに漬けて焼いた魚の焼き物。幽庵漬け。
- 幽栖 幽棲
例文
- わけあって田安幽斎に預けられている。
- だが、天皇はあくまで幽斎の身を惜しんだ。
- その後、細川幽斎の元に身を寄せた。
- 桑田忠親 『細川幽斎』 講談社、1996。
- 母は細川藤孝(細川幽斎)の娘。
- 細川興元 - 細川幽斎の次男。
- 藩祖は細川藤孝(幽斎)の次男、細川興元である。
- 藩祖は細川藤孝(幽斎)の次男・細川興元である。
- 細川護貞 『細川幽斎』 中央公論社、1994 。
- 母は細川藤孝(幽斎)の娘。