文 意味
- ぶん ①
(1)言語単位の一。思考や感情を言葉で表現する際の,完結した内容を表す最小の単位。多くは複数の文節によって構成されるが,「待て」「さようなら」のような一語文もある。文字で表す場合には,通常,文の切れ目に句点「。」を打つ。センテンス。文章。
(2)複数の文{(1)}から構成され,あるまとまった思想を表したもの。文章。
「―を練る」
(3)(武に対して)学問・文芸など。
「―を修める」
――は人なり
文章は書き手の人柄を表す。文章を見れば人となりがわかる。
――を属(シヨク)・す
〔漢書(賈誼伝)〕
文章をつづる。
- もん ①
〔呉音〕
(1)昔の貨幣の単位。一貫の千分の一。
(2)〔もと,一文銭を並べてはかったことから〕
足袋や靴の大きさの単位。一文は約2.4センチメートル
(3)字。文字。
「常住といふ二つの―を聞くに,即ち天に生まる/三宝絵詞(下)」
(4)文章。文句。
「紫の朱うばふことを悪むと云ふ―を御覧ぜられたき事ありて/徒然 238」
(5)呪文(ジユモン)。経文。
「活々の―を唱へ/狂言・磁石」
- 文 君 主君
- 文 忍び 微行
- 文 是非 正邪; 善悪
- 文・書 ふみ ① (1)文字を書いたもの。(ア)手紙。書状。 「―を通わす」(イ)書物。ほん。「―よむつき日,かさねつつ」(ウ)書類。文書。「大殿油(オオトナブラ)近くて―どもなど見給ふついでに/源氏(帚木)」 (2)学問。特に,漢学。 「―の道のおぼつかなくおぼし召さるる事どもなど/源氏(賢木)」 (3)漢詩。 「みな探韻賜はりて,―作り給ふ/源氏(花宴)」 ――はやりたし書く手は持た
- 文・綾 あや ② (1)物の表面に表れたいろいろの形・色合い。模様。特に,斜交する線によって表された模様をいう。 「―を描く」 (2)斜めに交わること。また,そういう模様。 (3)言葉や文章の飾った言い回し。表現上の技巧。 「文章の―」 (4)物事の入り組んだ仕組み。すじみち。 「事件の―」 (5)比較的長期にみた相場変動の中で,特別の理由もないような小さな変動。 「―押し」「―戻し
- 紋・文 もん ① (1)模様。あや。 「美しい―のある蝶」 (2)「家紋」に同じ。 「菊水の―」
- 付(け)文 つけ-ぶみ [0] [2] 【付(け)文】 (名)スル思う相手に恋文をひそかに渡るようにすること。また,その恋文。ラブレター。
- 付{(}け{)}文 つけぶみ ◎② 思う相手に恋文をひそかに渡るようにすること。また,その恋文。ラブレター。
- 付{(け)}文 つけぶみ ◎② 思う相手に恋文をひそかに渡るようにすること。また,その恋文。ラブレター。
- 寄(せ)文 よせ-ぶみ [0] 【寄(せ)文】 寄進や寄託の旨を記して,その証とする文書。寄進状。「延暦寺に寄する―を書儲て/今昔 31」
- 寄{(}せ{)}文 よせぶみ ◎ 寄進や寄託の旨を記して,その証とする文書。寄進状。 「延暦寺に寄する―を書儲て/今昔 31」
- 寄{(せ)}文 よせぶみ ◎ 寄進や寄託の旨を記して,その証とする文書。寄進状。 「延暦寺に寄する―を書儲て/今昔 31」
- 巻(き)文 まき-ぶみ [0] 【巻(き)文】 「巻き物{ (1) }」に同じ。
- 巻{(}き{)}文 まきぶみ ◎ 「巻き物{(1)}」に同じ。 ; まきぶみ ◎ 「巻き物{(1)}」に同じ。
- 巻{(き)}文 まきぶみ ◎ 「巻き物{(1)}」に同じ。
例文
- 彼は私たちにステーキを注文してくれた。
- 私はイングランドからその本を注文した。
- タミは文の構造の中で間違いを見付けた。
- 私は論文を書かなければならなかったの。
- 彼の英作文は誤りはあるにしても少ない。
- 私はこのペンを近所の文房具店で買った。
- 君の作文には文法の間違いは1つもない。
- 君の作文には文法の間違いは1つもない。
- その論文は注意深く研究するのに値する。
- 文法の基本原則はそれほど難しくはない。