暗 意味
- あん ①
暗い部分。暗さ。
⇔明
「明(メイ)と―に分かれる」
- くれ
〔動詞「暗れる」の連用形から〕
(1)暗いこと。暗い所。
「木(コ)の―になりぬるものをほととぎすなにか来鳴かぬ君に逢へる時/万葉 4053」
(2)心などの暗いこと。悲しみや不安に心が晴れないさま。
「さにつらふ妹を思ふと霞立つ春日も―に恋ひ渡るかも/万葉 1911」
(3)秩序が乱れていること。混乱。
「京中おびただしき―にてぞ有りし/五代帝王物語」
- 暖飽 だんぽう ◎ 「暖衣飽食」の略。
- 暖雨 だんう ① 暖かい雨。春の雨をいう。
- 暗々のうちに 陰ながら; 忍に; 闇々のうちに; 密々; 心ひそかに; そっと; 内内; 暗暗のうちに; 密密; 忍びに; 窃かに; 内々; 秘かに; 人知れず; 心密かに; 陰乍ら; ひっそり; こっそり; 闇闇のうちに; 密かに; 人しれず
- 暖衣飽食 だんいほうしょく ① 暖かい着物を着,飽きるほど食べること。何の不足もなく生活する意。飽食暖衣。
- 暗々裏 暗々裡; 暗暗裡; 暗暗裏
- 暖衣・煖衣 だんい ① 服をたくさん着て,体を暖かくすること。また,暖かい衣服。
- 暗々裡 暗暗裏; 暗暗裡; 暗々裏
- 暖色 だんしょく ◎ 暖かい感じを与える色。赤・橙(ダイダイ)・黄など。温色。 ⇔寒色
- 暗い くらい ◎ 〔動詞「暮る」と同源〕 (1)光の量が少なく,物がよく見えない状態である。明るさが足りない。 「日が暮れて―・くなる」「―・い夜道」 (2)色がくすんでいる。黒ずんでいる。 「―・い紫色」 (3)(性格や気分が)陰気で晴れやかでない。明朗でない。 「―・い性格」「気持ちが―・くなる」 (4)犯罪・不幸・悲惨の存在を感じさせる。 「―・い過去」「―・い世相」 (5
例文
- 暗闇の中で彼が写真を撮るのは不可能だ。
- 時がたつにつれて空は次第に暗くなった。
- 私たちは暗くなる前にロンドンに着いた。
- この文章を暗記するのに2時間かかった。
- 暗すぎてそこで本を読むことはできない。
- 暗くなってからは外出したくありません。
- 子供の頃、私はたくさんの詩を暗記した。
- 私はこの詩歌を暗記しなければならない。
- 暗闇の中で何かがもぞもぞと動いていた。
- 彼は別れを告げて、暗闇の中を出発した。