歯 意味
- し ①
(1)は。
(2)年齢。よわい。
――を没(ボツ)・す
〔論語(憲問)〕
命が終わる。死ぬ。
- は ①
(1)鳥類を除く脊椎動物の口の中に上下二列に並んで生えている,骨のように堅く,白い突起物。食物をかみつぶしたり,敵を攻撃したりするのに用いる。人間では発音に重要な役割を果たす。歯茎を境に歯冠と歯根に分かれ,その構成主体である象牙質を歯冠部ではエナメル質が,歯根部ではセメント質がおおっている。象牙質に囲まれた内部の空洞は歯髄が満たし,いわゆる歯の神経といわれる。人間の場合,初め上下各一〇本の乳歯が生え,のち永久歯に変わる。永久歯は普通,上下各一六本。
「―が生えかわる」「―をみがく」
(2)物の縁などに,{(1)}のようについているきざみ。
「櫛(クシ)の―」「―車」
(3)下駄(ゲタ)の裏に付いている板。
「下駄の―」
(4)鋸(ノコギリ)の,工作物を切る部分。
(5)歯車の,かみ合うぎざぎざの部分。
(6)写真植字で,文字や行の送りの単位。一歯は一級と等しく,0.25ミリメートル。歯数。
→級
――が浮・く
(1)不快な音を聞いたり,酸っぱい物を食べたりして,歯の根がゆるんで浮くように感ずる。
「―・くようなきしむ音」
(2)そらぞらしく,きざな言動に対して,気持ち悪く感ずる。
「―・くようなお世辞を言う」
――が立たない
(1)硬くてかむことができない。
(2)自分の力が弱くて,対抗することや理解することができない。
「難しい問題で―ない」
――に合・う
かむことができる。口に合う。また,ちょうどよい相手になる。
「老のみとなるこの瓜の今は早婆でなければ―・はぬなり/徳和歌後万載集」
――に衣(キヌ)着せぬ
相手の感情や思惑を気にせず思ったまま言う。
「―ぬ物言い」
――の抜けたよう
ところどころぬけ落ちて不ぞろいなさま。また,あるべきものが欠けて,さびしいさま。
――の根が合わない
寒さや恐怖のために,ふるえおののくさまにいう。
――亡(ホロ)び舌存(ソン)す
〔説苑(敬慎)〕
硬く丈夫にみえるものはかえって早く亡び,柔軟なものが長く生き残るたとえ。
――を噛(カ)・む
はぎしりをする。残念がる。悔しがる。
――を食いしば・る
苦痛や無念さなどを懸命にこらえる。
「―・って我慢する」
- 歯― は-ブラシ [2] 【歯―】 歯を磨くのに用いる小形のブラシ。
- 差(し)歯 さし-ば [3] [2] 【差(し)歯】 (1) 足駄(アシダ)の台に歯を入れること。また,その歯。 (2) 「継(ツ)ぎ歯」に同じ。
- 差{(}し{)}歯 さしば ③② (1)足駄(アシダ)の台に歯を入れること。また,その歯。 (2)「継(ツ)ぎ歯」に同じ。
- 差{(し)}歯 さしば ③② (1)足駄(アシダ)の台に歯を入れること。また,その歯。 (2)「継(ツ)ぎ歯」に同じ。
- 振(り)歯 ふり-ば [0] 【振(り)歯】 あさり
- 振{(}り{)}歯 ふりば ◎ ⇒あさり(歯振)
- 振{(り)}歯 ふりば ◎ ⇒あさり(歯振)
- 添(い)歯 そい-ば ソヒ― [0] 【添(い)歯】 八重歯(ヤエバ)。
- 添{(}い{)}歯 そいば ◎ 八重歯(ヤエバ)。
- 添{(い)}歯 そいば ◎ 八重歯(ヤエバ)。
- 糸切(り)歯 いときり-ば [4] [3] 【糸切(り)歯】 (糸を切る時に用いることから) 犬歯のこと。
- 糸切{(}り{)}歯 いときりば ④③ 〔糸を切る時に用いることから〕 犬歯のこと。
- 糸切{(り)}歯 いときりば ④③ 〔糸を切る時に用いることから〕 犬歯のこと。
- 継(ぎ)歯 つぎ-ば [0] 【継(ぎ)歯】 (「つぎは」とも) (1) 歯の悪い部分を削り取って人造の歯を継ぎ足すこと。また,その歯。さし歯。 (2) 下駄の歯が減ったり割れたりしたときに,新しい歯を継ぎ足すこと。また,その歯。
- 継{(}ぎ{)}歯 つぎば ◎ 〔「つぎは」とも〕 (1)歯の悪い部分を削り取って人造の歯を継ぎ足すこと。また,その歯。さし歯。 (2)下駄の歯が減ったり割れたりしたときに,新しい歯を継ぎ足すこと。また,その歯。
例文
- 歯垢がずいぶん付いていると思いますが。
- 少なくとも1日に2回は歯を磨きなさい。
- 娘の歯列を矯正していただきたいのです。
- トムは昨日歯医者に行くべきだったのに。
- 歯のクリーニングの費用はいくらですか。
- 歯磨きを怠って、その子は虫歯になった。
- 歯磨きを怠って、その子は虫歯になった。
- 数時間のうちにまた歯が痛くなってきた。
- 将来は歯科医になりたいと思っています。
- 私は食後にいつも歯を磨くわけではない。