決疑論 意味
- けつぎろん ③
〔casuistry〕
宗教上・倫理上の一般原則に従った義務・行為の間に衝突が起こるとき,律法にてらして善悪を判定しようとする方法。また,その学問。特に中世以降,カトリック教会で重視された。
- 決疑 けつぎ ① 疑問を解決すること。
- 懐疑論 かいぎろん ③ 〔scepticism〕 人間の認識は主観的相対的であるとして,絶対的真理の認識の可能性を疑い究極的な判断を中止する思想的態度。懐疑主義。 ⇔独断論 →不可知論
- 決然とする 毅然とする
- 決直す 刷新する; 崩す; 異らす; 切り換える; 違える; 切り替える; 改易する; 変形する; 変革する; 脱胎する; 模様替えする; 変更する; 入れ替える; 切り変える; 改造する; 改正する; 手直しする; 入れ代える; 直す; スイッチする; 切換える; 修正する; 入れ換える; 動かす; 異ならす; 決め直す; 変化する; 挿げかえる; 変換える; 模様替する; 改変する; 入れかえる;
- 決然たる 不抜; 断断乎たる; 決意を固めた; 断々乎たる; 忠実; 断断固たる; 果敢; 毅然たる; 固い; 剛毅; 果断; 確固たる; 断固たる; 堅い; 牢乎たる; 敢然たる; 揺るぎない; 断々固たる; 強硬; 揺るぎ無い; 確乎たる; 断乎たる
- 決着 けっちゃく ◎ 結論・結果が出ること。物事のきまりがつくこと。 「―をつける」「―がつく」「交渉はやっと―した」 〔「結着」とも書く〕
- 決然 けつぜん ◎ 固く心をきめたさま。きっぱりと思い切ったさま。 「―たる態度」
- 決着がつく 決着; 結着する
- 決潰する 瓦解する; 崩れおちる; 倒潰する; 崩落ちる; 潰える; くずれ落ちる; 全壊する; 崩落する; 崩潰する; 崩れ落ちる; 壊れる; 崩れる; 倒壊する; 決壊する; 崩れ去る; 全潰する; 崩壊する; 破壊する; 潰れる; 失敗する
- 決着させる 解決する; 片付ける; 処決する; 清算する; 片づける; かた付ける
例文
- (註:「決疑論」とは、社会の慣習や伝統的な宗教教典の聖句などによって、行為の善悪等を判定する議論方法を指す。
- さらに、原理論では義務の説明のあとに実際の行為においてどのようにその義務が適用されるのかを問う決疑論が差し挟まれている。
- どんな単一の抽象的原理を用いても、哲学者に対して科学的に正確かつ真に有用な決疑論的規準のようなものを提供することはできない」。
- 道徳神学 (Moral Teology) (キリスト教倫理(Christian Ethics)・決疑論 (Casuistry))倫理・規範体系の研究。