科 意味
- か ①
(1)教育・学問などで,分野などを示す区分け。部門。
「国文―」「内―」
(2)生物の分類上の一段階。目(モク)の下,属の上。
「食肉目イヌ―」
――に盈(ミ)ちて後(ノチ)進む
〔「孟子(離婁下)」による。「科」はくぼみの意。流れる水が,くぼみを満たしてから先へ流れて行くことから〕
学問は一歩一歩順に従って進めねばならないということ。
- 咎・科 とが ① (1)人からとがめられるような行為。あやまち。 「過失を犯した―は免れることができない」 (2)罰されるべきおこない。つみ。 「窃盗の―で尋問を受ける」 (3)非難されるような点。欠点。きず。 「呂律(リヨリツ)の物に適(カナ)はざるは,人の―なり。器(ウツワモノ)の失にあらず/徒然 219」
- 科・榀 しな ⇒しなのき(科の木)
- 秋鯖 あきさば ② 秋にとれるサバ。脂(アブラ)がのり,美味。﹝季﹞秋。 「―嫁に食わすな」
- 秋高 あきだか ② 米の不作などで,秋に米相場が上がること。 ⇔秋落ち(2)
- 科す かす ① ※一※ (動サ五) 〔サ変動詞「科する」の五段化〕 「科する」に同じ。 「実刑を―・す」 〝可能〞 かせる ※二※ (動サ変) ⇒かする
- 秋風索寞 しゅうふうさくばく ◎ 秋風が吹いて,草木が衰え,ものさびしくなるさま。比喩的に,盛んだった物事の勢いがなくなってものさびしいさまにもいう。
- 科する かする ② 罰などを定めて負わせる。 「懲役を―・する」
- 秋風楽 しゅうふうらく 雅楽の一。左方の新楽。盤渉(バンシキ)調の中曲。常装束で舞う平舞の四人舞。嵯峨天皇の南池院行幸の際,常世乙魚が作舞し,大戸清上が作曲したという。現在廃曲。長殿楽。寿春楽。
- 科のない 咎
- 科の木 シナノキ
例文
- この学校は、生徒に教科書を支給します。
- 数学は私が最も勉強したくない教科です。
- 彼は将来科学者になりたいと思っている。
- 科学者は主として物質の問題を取り扱う。
- 訴訟リスクの高さも産科医にのしかかる。
- 彼は熟練した脳外科医として名声が高い。
- 将来は歯科医になりたいと思っています。
- その事実は科学者たちには興味があった。
- 彼は「私は科学者になりたい」と言った。
- 彼は理科を2科目とらなければならない。