笑殺 意味
- しょうさつ ◎
笑って相手にしないこと。一笑に付すこと。
「妥協案は―された」
- 笑止顔 しょうしがお ◎ (1)気の毒だと思っている顔つき。 「―して言ひければ/仮名草子・竹斎」 (2)いかにもおかしそうな顔。 「笑ひを殺す―/浄瑠璃・寿の門松」
- 笑止千万 しょうしせんばん ①①-① (1)非常にばかばかしいこと。きわめておかしいこと。また,そのさま。 (2)いかにも気の毒なさま。 「浅ましい生業(スギワイ)を召さるるは―/浄瑠璃・五人兄弟」
- 笑気 しょうき ① ⇒亜酸化窒素(アサンカチツソ)
- 笑止がる しょうしがる (1)困っている様子である。 「我々お侘び言申し上げますと,今朝からの酒の醒める程―・れば/浮世草子・禁短気」 (2)気の毒がる。同情する。 「妹は―・り…姉様もうおかしやんせと/浄瑠璃・堀川波鼓(上)」
- 笑福亭松鶴 しょうふくていしょかく (1)(初代)(?-1866) 大坂の落語家。美声で音曲入りの艷物を得意とした。 (2)(五世)(1884-1950) 本名,竹内梅之助。四世松鶴の門人。上方落語の保存と復興に生涯を捧げた。 (3)(六世)(1918-1986) 本名,竹内日出男。父,五世の門人。豪放な芸で,衰微の極にあった上方落語を支え,隆盛に導いた。
- 笑止い しょうし・い セウシ― 【笑止い】 (形) [文] ク せうし・し(名詞「笑止」の形容詞化) (1) (近世語) 気の毒だ。かわいそうだ。また,滑稽だ。「つなぎづらなる有様は,―・かりける事ぞかし/江戸咄」「神(シン)ぞ―・い穿鑿。殆ど小野のこまつた仕合/歌舞伎・成田山分身不動」 (2) (東北・信越地方で)恥ずかしい。
- 笑窪 靨
- 笑止 しょうし ① 〔「勝事(シヨウジ)」の転という。「笑止」は当て字〕 (1)おかしいこと。ばかばかしいこと。また,そのさま。 「―の至りだ」「―なことを言う」 (2)大変なこと。奇怪なこと。 「此事天下においてことなる―なれば/平家 1」 (3)困った・こと(さま)。 「あら―や,にはかに日暮れ大雨降りて/謡曲・蟻通」 (4)気の毒な・こと(さま)。 「道理とも―とも,思ひやら
- 笑納 しょうのう ◎ 贈り物をするとき,つまらない物ですが笑ってお納めください,の意でいう語。 「―下されば幸いに存じます」
例文
- 『笑殺の美学』の解説を担当。
- 1986年中島らも主催・笑殺軍団リリパットアーミーとして設立。
- 佐藤嘉尚 - 大光社の編集者時代に、大島渚の紹介で『笑殺の美学』を刊行。
- この「笑殺軍団リリパットアーミー」は、舞台芸術に関連した書きかけ項目です。
- 自分の本を出したばかりの大光社に紹介し、単行本化される際の題名『笑殺の美学』を大島が命名した。
- 1986年 中島らも主宰の劇団「笑殺軍団リリパットアーミー」の旗揚げに参加、その後、約4年間在籍。
- しかし周囲から異端児扱いをされ笑殺されるが、太平洋戦争の推移は新見の見解が現実であったことを証明した。
- 笑殺軍団リリパットアーミーは1986年6月に中島らもと若木え芙(現・わかぎゑふ)により旗揚げされた劇団。
- 金子光晴の『人非人伝』、吉行淳之介『生と性』『なんのせいか』、大岡昇平の『戦争』、大島渚の『青春』や、中原弓彦の『笑殺の美学』などを刊行。
- 作家活動を行うかたわら、1986年に大阪で劇団「笑殺軍団リリパットアーミー」を、当時のマネージャー、わかぎゑふ(現、リリパットアーミーII座長)らと結成、脚本執筆のほか、自ら役者もこなした。