虚 意味
- うつせ ◎
「うつせがい」の略。
「いづれの底の―にまじりけむ/源氏(蜻蛉)」
- きょ ①
(1)備えのないこと。油断。
「相手の―につけこむ」
(2)うそ。いつわり。
⇔実(ジツ)
「実か―かいうて見や/浮世草子・禁短気」
(3)二十八宿の一。北方の星宿。虚宿。とみてぼし。
――に乗(ジヨウ)・ずる
相手の油断につけこむ。
――を衝(ツ)・く
相手の備えのすきをついて攻める。
- 空・虚 うつ 名詞の上に付いて,複合語をつくり,空虚なこと,からっぽである意を表す。 「―木」「―蝉」 ; から ② 〔「から(殻)」と同源〕 ※一※ (名) 中に物が入っていないこと。うつろ。からっぽ。 「―の財布」「家を―にして出かける」 ※二※ (接頭) 名詞に付く。 (1)何も持っていない,何も伴っていない意を表す。 「―手」「―身」 (2)形だけで実質が伴わない,
- 虚・空・洞 うろ ◎ 内部が空(カラ)になっている所。空洞。 「―のある大木」
- 處 【處】 (画 数) 11画 (音 訓) ショ,ソ,ところ (区 点) 4961 (JIS) 515D (シフトJIS) 997C (異体字) 処
- 虔 【虔】 (画 数) 10画 (音 訓) ケン,つつしむ,つましい (区 点) 7342 (JIS) 694A (シフトJIS) E569 (熟語一覧) 2項目 敬虔 敬虔主義
- 虚々実々 虚虚実実
- 虐遇する 小突き回す; 小衝き回す; 虐待する; 小突きまわす; こづき回す; 責めさいなむ; 虐める; 苛む; 嘖む; いびる; 呵む; 虐げる; 酷遇する; 責苛む; 小突回す
- 虚々実々の戦い 虚虚実実の戦い
- 虐遇 ぎゃくぐう ◎ むごい取り扱いをすること。虐待。 「嫉妬から女を―する/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
- 虚け 痴人; 三太郎; 戯け; 白痴; 抜け作; 抜; 馬鹿たれ; 馬太郎; 安本丹; 鈍付; 愚者; 呆気者; 薄野呂; 虚仮; 惚者; 鈍; 間ぬけ; 低能; いいカモ; 空け者; 痴; 知恵遅れ; 空け; 好い鴨; 与太郎; 槃特; チョン; いい鳥; 好いかも; 戯け者; 鈍つく; 惚け者; 阿呆者; 愚人; 間抜け; 痴愚; 鈍ま; 鈍物; 半ぱ; うっそり; とんま; 盆暗; うすのろ;
- 虐殺事件 アムリッツァル-ぎゃくさつじけん 【―虐殺事件】 1919年,アムリッツァルで起きた,イギリス軍のインド民衆虐殺事件。民衆の反英運動高揚の契機となった。
- 虚ける 空ける
例文
- 彼の手紙で彼女は虚栄心を傷つけられた。
- 面接では、虚心坦懐に話すことが必要だ。
- あの古代の廃虚は、かつては神社だった。
- 時は虚偽のみならず真実も明らかにする。
- その施設は爆破によって廃虚になった。
- 事実と虚構を見分けなければならない。
- でも、少しばかり謙虚さが足りません。
- この廃虚はかつて立派な宮殿であった。
- 好奇心は虚栄以外のなにものでもない。
- 彼は年をとるにつれて、一層謙虚になった。