行 意味
- ぎょう
※一※ ① (名)
(1)文字などの並び。普通,縦書きの場合の縦の並び,横書きの場合の横の並びをいう。
「―を改めて書きはじめる」「―と―の間に書き加える」
(2)〔仏〕
〔梵 saṃskāra〕
(ア)五蘊(ゴウン)の一。初めは心の意志的働きをさしたが,のちには存在物一般をさす。「諸―無常」(イ)十二因縁の一。あらゆるおこないのこと。また,現世の結果を生む原因となった過去世のおこない。
(3)〔仏〕
〔梵 caryā〕
宗教上の実践。悟りを開くための修行・行法。
(4)〔仏〕
〔梵 gamana〕
進みゆくこと。歩くこと。行住坐臥(ギヨウジユウザガ)の四威儀の行。
(5)漢字の書体の一。行書。
「真・―・草」
(6)律令制で,位に相当していない低い官についている場合に,位と官との間に書く語。
⇔守(シユ)
「正三位兼―左近衛大将/宇津保(初秋)」
→位署
(7)〔数〕 行列または行列式で,横の並びをいう。
※二※ (接尾)
助数詞。文字などの縦または横の並びの数を数えるのに用いる。
「五―削る」
- くだり
〔「下(クダ)り」と同源〕
※一※ ◎ (名)
(1)文章の縦(タテ)の行(ギヨウ)。
「―の程,はじざまにすぢかひて/源氏(常夏)」
(2)(着物の)縦の線。
「手本(タモト)の―まよひ来にけり/万葉 3453」
※二※ (接尾)
助数詞。文章の行(ギヨウ)を数えるのに用いる。
「ただ三―ばかりに,文字ずくなにこのましくぞ書き給へる/源氏(梅枝)」
- こう ①
(1)行くこと。特に,旅行などで歩きまわること。
「―を共にする」
(2)隋唐時代,都市の特定地区(市)に限って営業を許された同業種から成る商店街。
(3)唐の中期以後,同業者が営業独占と互助の目的で作った商人組合。
(4)〔もと楽府(ガフ)の楽曲のこと〕
古詩の一体。唐代以降は,多く叙事詩。
「琵琶―」
- 行(き)足・行(き)脚 ゆき-あし [0] 【行(き)足・行(き)脚】 (船などが)それまでの勢いで走り続けること。いきあし。「―が止まる」
- 行{(}き{)}足・行{(}き{)}脚 ゆきあし ◎ (船などが)それまでの勢いで走り続けること。いきあし。 「―が止まる」
- 行{(}き{)}足・行{(き)}脚 ゆきあし ◎ (船などが)それまでの勢いで走り続けること。いきあし。 「―が止まる」
- 行{(き)}足・行{(}き{)}脚 ゆきあし ◎ (船などが)それまでの勢いで走り続けること。いきあし。 「―が止まる」
- 行{(き)}足・行{(き)}脚 ゆきあし ◎ (船などが)それまでの勢いで走り続けること。いきあし。 「―が止まる」
- 行(き)交う いき-か・う ―カフ [3] 【行(き)交う】 (動ワ五 [ハ四] ) ゆきかう
- 行(き)付け いき-つけ [0] 【行(き)付け】 ゆきつけ
- 行(き)付ける ゆき-つ・ける [4] 【行(き)付ける】 (動カ下一) [文] カ下二 ゆきつ・く行くのに慣れている。行くのを習慣としている。いきつける。「何回も―・けた所」
- 行(き)倒れ いき-だおれ ―ダフレ [0] 【行(き)倒れ】 ゆきだおれ
- 行(き)先 いき-さき [0] 【行(き)先】 ゆきさき
- 行(き)別れ ゆき-わかれ [0] 【行(き)別れ】 別々の方向に別れて行くこと。別離。いきわかれ。
- 行(き)別れる いき-わか・れる [5] 【行(き)別れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 いきわか・る「ゆきわかれる」に同じ。
- 行(き)去る ゆき-さ・る [3] 【行(き)去る】 (動ラ五 [四] )去って行く。去る。「情(ナサケ)ある巡査は―・りぬ/源おぢ(独歩)」
- 行(き)合い神 いきあい-がみ イキアヒ― [3] 【行(き)合い神】 不用意に出会うと祟(タタ)りをする神霊。頭痛がしたり,胸苦しくなったりするという。水神・山の神・便所の神などがそれとされることが多い。いきあい。ゆきあいがみ。 ひだる神
例文
- このエレベーターで10階まで行けます。
- 父は私が山へ1人で行くことに反対した。
- 彼は外国へ行ったが、戻ってこなかった。
- 君は土曜日には学校へ行かないのですね。
- 妻は旅行に連れていって欲しいと言った。
- バスでの病院の行き方を教えてください。
- 彼女の歌が流行するかどうかは疑わしい。
- この政府はまさしく時代に逆行している。
- 川上に行くにしたがって流れは浅くなる。
- その島の住民に新しい法律が施行された。