起請誓紙 意味
読み方:
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- きしょうせいし
「起請文(モン)」に同じ。
- 誓紙 せいし ① 誓いの言葉を書いた紙。起請文(キシヨウモン)。
- 起請 きしょう ◎ (1)物事を企て,上申してその実行を上級官司に対して請うこと。また,その文書。 「藤原朝臣冬緒―四事を進ず/三代実録(貞観一二)」 (2)神仏に誓いを立て,それにそむかぬことを宣言すること。また,その旨を記した文書。 「全く不忠なきよし,一日に十枚づつの―を昼はかき/平家 12」 (3)(男女が)互いにとりかわす,固い約束。また,それを記した文書。 「花川といへる女に
- 湯起請 ゆぎしょう ② 中世,起請文を書かせたうえ,罪の存否をただすために熱湯に手を入れさせること。古代の探湯(クカタチ)の遺風。
- 火起請 ひぎしょう ② 昔,神前または判者の前で,赤熱(シヤクネツ)した鉄片を握らせ,手がただれるかどうかによって正邪を判断したもの。鉄火。
- 空起請 そらぎしょう 「空誓文(ソラセイモン)」に同じ。 「榻(シジ)のはしがき―,昨日の誓紙,今朝の夢/浄瑠璃・賀古教信」
- 起請文 きしょうもん ②◎ (1)起請の内容を記した文書。起請誓紙。誓紙。誓詞。 (2)特に起請{(2)}の文書。起請前書と神文(シンモン)とからなる。起請誓紙。 →神文(シンモン)
- 一枚起請 いちまいきしょう ⑤ (1)ただ一枚の紙に書いた起請文。特に固く誓約する場合は,さらに用紙を何枚も継ぎ足して書く。 「島原の女郎方便の―/浮世草子・禁短気」 (2)1212年,法然が浄土往生の要義を一枚の紙に書いて与えたもの。門弟源智の要請にこたえたものという。一枚起請文。一枚消息。
- 七枚起請 しちまいぎしょう ⑤ 熊野牛王(ゴオウ)の誓紙七枚に書いた起請文。また,七枚継ぎの誓紙に書いた起請文。
- 八枚起請 はちまいきしょう ⑤ 午王(ゴオウ)の印のある料紙八枚続きの起請文。起請の特に念入りなもの。
- 天罰起請文 てんばつきしょうもん ⑥◎ 約束に反すれば,天罰を受けてもよいと誓って書く起請文。
- 起請前書 きしょうまえがき 起請文の初めに,誓う事項を掲げ,誓約をたがえたときは神仏の罰をこうむるべきことを記した部分。
- 起重機 きじゅうき ② ⇒クレーン
- 起重機で持ち上げる たいまつで夜釣りをする; …をジャッキで持ち上げる
- 起訴猶予 きそゆうよ ③ 犯人の性格・年齢・境遇,犯罪の軽重や情状および犯罪後の情況により訴追を必要としない時,検察官の裁量により公訴を提起しないこと。
- 起重機・デリックの腕 張り出し棒; 防材などを設けた水域; 流木止め; ブーム; 吊り桁; 防材; 帆桁; みおぐい
- 起訴状一本主義 きそじょういっぽんしゅぎ ⑨ 公訴の提起の際に,検察官が裁判所に提出できるものを起訴状だけに限り,その他一切の書類・証拠を添付してはならないという主義。公判以前に裁判官に事件についての予断を抱かせるのを防止することを目的とする。