酒 意味
- き
「さけ」の古語。
「み―」「相飲まむ―そ/万葉 973」
- くし
酒(サケ)。
「―の司(カミ)/古事記(中)」
- さけ ◎
(1)白米を蒸して,麹(コウジ)と水を加えて醸造した飲料。清酒と濁酒とがある。日本酒。
(2)酒精分を含み,人を酔わせる飲料の総称。日本酒・ウイスキー・ウオツカ・ワインなど。
「―を飲む」「―に酔う」「―がまわる」
(3)酒を飲むこと。
「―の席」
――に呑(ノ)まれる
酒を飲んで理性を失う。
「酒を飲んでも―れるな」
――に別腸(ベツチヨウ)あり
酒量は体の大小に関係がない。
――の燗(カン)は人肌(ヒトハダ)
酒の燗は体温ぐらいが適当である。
――の酔い本性(ホンシヨウ)忘れず
⇒酒飲(サケノ)み本性(ホンシヨウ)たがわず
――は憂(ウレ)いの玉箒(タマバハキ)
〔蘇軾の詩「洞庭春色」による〕
酒は心配事を忘れさせ,暗い気持ちをぬぐい去ってくれるほうきのようなものだ。
――は百薬(ヒヤクヤク)の長(チヨウ)
〔漢書(食貨志下)〕
適度の飲酒はどんな薬にもまさって効験がある。
――人を呑(ノ)む
酒は人の精神を麻痺(マヒ)させる。酒を飲んで正気を失う。酒にのまれる。
――を煮(ニ)・る
もろみから搾った新酒を,摂氏六五度に加熱して中の微生物を殺す。さけに。
- ささ ◎
〔もと女房詞。「さけ」の「さ」を重ねた語とも,酒を中国で「竹葉」ということからともいう〕
酒のこと。
- 聞(き)酒・利(き)酒 きき-ざけ [0] 【聞(き)酒・利(き)酒】 (名)スル酒を味わってよしあしを鑑定すること。また,そのための酒。
- 聞{(}き{)}酒・利{(}き{)}酒 ききざけ ◎ 酒を味わってよしあしを鑑定すること。また,そのための酒。
- 聞{(}き{)}酒・利{(き)}酒 ききざけ ◎ 酒を味わってよしあしを鑑定すること。また,そのための酒。
- 聞{(き)}酒・利{(}き{)}酒 ききざけ ◎ 酒を味わってよしあしを鑑定すること。また,そのための酒。
- 聞{(き)}酒・利{(き)}酒 ききざけ ◎ 酒を味わってよしあしを鑑定すること。また,そのための酒。
- 祝(い)酒 いわい-ざけ イハヒ― [3] 【祝(い)酒】 めでたいこと,喜ぶべきことを祝って飲む酒。祝儀の席で飲む酒。
- 祝{(}い{)}酒 いわいざけ ③ めでたいこと,喜ぶべきことを祝って飲む酒。祝儀の席で飲む酒。
- 祝{(い)}酒 いわいざけ ③ めでたいこと,喜ぶべきことを祝って飲む酒。祝儀の席で飲む酒。
- 祭(り)酒 まつり-ざけ [3] 【祭(り)酒】 祭りの際,神に供えたり人にふるまったりする酒。
- 祭{(}り{)}酒 まつりざけ ③ 祭りの際,神に供えたり人にふるまったりする酒。 ; まつりざけ ③ 祭りの際,神に供えたり人にふるまったりする酒。
- 祭{(り)}酒 まつりざけ ③ 祭りの際,神に供えたり人にふるまったりする酒。
- 立(ち)酒 たち-ざけ [2] 【立(ち)酒】 (1) 立ったまま酒を飲むこと。また,その酒。 (2) 旅立ち,葬送・婚礼など,人が出発するときに飲む酒。「今ぞ冥途の門出と,これを限りの―や/浄瑠璃・重井筒(中)」 御立ち酒
- 立{(}ち{)}酒 たちざけ ② (1)立ったまま酒を飲むこと。また,その酒。 (2)旅立ち,葬送・婚礼など,人が出発するときに飲む酒。 「今ぞ冥途の門出と,これを限りの―や/浄瑠璃・重井筒(中)」 →御立ち酒
- 立{(ち)}酒 たちざけ ② (1)立ったまま酒を飲むこと。また,その酒。 (2)旅立ち,葬送・婚礼など,人が出発するときに飲む酒。 「今ぞ冥途の門出と,これを限りの―や/浄瑠璃・重井筒(中)」 →御立ち酒
- 練(り)酒・煉り酒 ねり-ざけ [2] 【練(り)酒・煉り酒】 白酒の一。蒸した米に酒と麹(コウジ)をいれて熟成させ,石臼(イシウス)でひき,漉(コ)したもの。博多の名産であった。練貫(ネリヌキ)酒。
例文
- 度を越して酒を飲むと健康を害しますよ。
- 彼の飲酒癖は今に始まったことではない。
- このお店ではお酒は販売されていません。
- 彼は妻が死んで以来酒を飲む癖がついた。
- お酒を減らしてもっと睡眠を取らなきゃ。
- 彼は気苦労があって酒を飲んでしまった。
- 彼はそれ以来昼食に酒を飲む癖がついた。
- 過度の飲酒は健康に害となることがある。
- ジョンはこのところ酒を飲みすぎている。
- 彼女は強い酒を飲んだが何ともなかった。