あお-ば・む 意味
読み方:
意味携帯版
- アヲ― [3]
【青ばむ】
(動マ五[四])
青みを帯びる。青みがかる。「草木が―・む」
- あお-ば アヲ― [2] 【青羽・青翅】 鳥や虫の青い羽。
- ば・む (接尾) (動詞五 [四] 段型活用) 名詞などに付いて,「その様子を表す」「そのさまを帯びる」意を表す。「汗―・む」「けしき―・む」「黄―・む」
- あお・む アヲム 【青む】 (動マ四) (1) 青みを帯びる。顔色が青ざめる。「いといたく,痩せ痩せに―・みて/源氏(若菜下)」 (2) 植物が青々と茂る。「おのづから垣根の草も―・むなり/風雅(冬)」
- あか-ば・む [3] 【赤ばむ】 (動マ五 [四] ) 赤みを帯びる。「腫(ハ)れて―・む」
- あざれ-ば・む 【戯ればむ】 (動マ四) ふざけている。ふまじめな態度をとる。「わがいにしへ,少し―・み,あだなる名をとり給うし面(オモテ)おこしに/源氏(夕霧)」
- あせ-ば・む [3] 【汗ばむ】 (動マ五 [四] ) 汗がにじみ出る。 [季] 夏。「―・むような陽気」
- おい-ば・む 【老いばむ】 (動マ四) 年老いた様子になる。「―・みたる者こそ火桶のはたに足をさへもたげて/枕草子 28」
- おかし-ば・む ヲカシ― (動マ四) 趣ありげである。面白い様子である。「なよよかに―・める事を/源氏(夕霧)」
- かれ-ば・む 【嗄ればむ】 (動マ四) 声がしわがれる。「あやしく―・み騒ぎたる声にて/枕草子 8」
- き-ば・む [2] [0] 【黄ばむ】 (動マ五 [四] ) 黄色みを帯びてくる。黄色くなる。「銀杏(イチヨウ)の葉が―・む」「―・んだハンカチ」
- くろ-ば・む [3] 【黒ばむ】 (動マ五 [四] ) 黒みを帯びる。黒色になる。
- けしき-ば・む [4] 【気色ばむ】 (動マ五 [四] ) (1) 怒りを表情や態度に表す。「人をくった発言に思わず―・む」 (2) 兆しが見える。様子が外に現れる。「梅は―・みほほゑみ渡れる/源氏(末摘花)」 (3) 気持ちが顔色などに表れる。「うらめしげに―・み聞え給ふ/源氏(朝顔)」 (4) 様子をつくる。意味ありげな様子をする。「艶だち―・まむ人は,消えも入りぬべきすまひのさまなめ
- こころ-ば・む 【心ばむ】 (動マ四) (1) 気取る。気張る。「―・みたる方(カタ)をすこし添へたらばと/源氏(夕顔)」 (2) 気づかう。心配する。「あやしく―・み過ぐさるるとて/源氏(末摘花)」
- ざれ-ば・む 【戯ればむ】 (動マ四) (1) たわむれる。じゃれる。「いぎたなき夜と―・みて/浮世草子・好色万金丹」 (2) 風流で気が利いている。しゃれている。「―・みたるがまだ造りさしたる所なれば/源氏(東屋)」
- しら-ば・む 【白ばむ】 (動マ四) しろばむ。白っぽくなる。「色―・みされほれたる老尼の/発心 6」