あさじうのやど 意味
読み方:
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- 【浅茅生の宿】
浅茅の生えている荒れ果てた家。あさじがやど。
「いかですむらむ―/源氏(桐壺)」
- あさじうの 【浅茅生の】 浅茅が生えている野の意で,「野」「小野(オノ)」,また「己(オノ)」にかかる。 「―小野の篠原偲ぶとも/古今(恋一)」
- あさじう 【浅茅生】 浅茅の生えている所。 「―に露おきそふる雲の上人/源氏(桐壺)」
- あさじ-が-やど ―ヂ― 【浅茅が宿】 「あさじうのやど」に同じ。「―に昔をしのぶこそ/徒然 137」
- あさじがやど 【浅茅が宿】 「あさじうのやど」に同じ。 「―に昔をしのぶこそ/徒然 137」
- あさじ-う-の-やど ―ヂフ― 【浅茅生の宿】 浅茅の生えている荒れ果てた家。あさじがやど。「いかですむらむ―/源氏(桐壺)」
- はにゅうのやど 【埴生の宿】 (1)貧しい小さな家。埴生の小屋。 (2)唱歌名(別項参照)。 ; 【埴生の宿】 〔原題 Home, Sweet Home〕 唱歌。イギリスの作曲家ビショップ(Henry Rowley Bishop 1786-1855)作曲。日本には1889年(明治22)紹介。里見義の訳詞。
- あさじ 【浅茅】 丈の低いチガヤ。また,まばらに生えているチガヤ。 ; 【朝事・朝勤】 (1)真宗の寺で,早朝に行う勤行(ゴンギヨウ)。 (2)「朝事参り」の略。
- かりのやど 【仮の宿】 (1)一時的に泊まったり,住んだりする家。また,旅先の宿。 (2)はかない現世。この世。
- つゆのやど 【露の宿】 露のおく野末の宿。露のやどり。 「草枕―とふ月影に/続千載(羇旅)」
- あさじあえ 【浅茅和え・朝地和え】 白い切り胡麻で,ゆでた青菜を和えた料理。まばらに生えたチガヤの風情をもじって付けられた名。小町和え。
- あさじはら 【浅茅原】 ※一※ (名) 「あさじがはら」に同じ。 ※二※ (枕詞) 音の類似から「つばら」にかかる。 「―つばらつばらにもの思へば/万葉 333」
- あさじめり 【朝湿り】 朝,霧や露で物がしっとりとぬれていること。
- あさじも 【朝霜】 〔「あさしも」とも〕 朝おりている霜。﹝季﹞冬。
- あさじもの 【朝霜の】 (1)消えやすいことから,「消(ケ)」にかかる。 「―消なば消ぬべく思ひつつ/万葉 2458」 (2)「消(ケ)」と同音の「木(ケ)」を含む「御木(ミケ)」(地名)にかかる。 「―御木のさ小橋(オバシ)/日本書紀(景行)」
- あさじも-の 【朝霜の】 (枕詞) (1) 消えやすいことから,「消(ケ)」にかかる。「―消なば消ぬべく思ひつつ/万葉 2458」 (2) 「消(ケ)」と同音の「木(ケ)」を含む「御木(ミケ)」(地名)にかかる。「―御木のさ小橋(オバシ)/日本書紀(景行)」